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最愛の人

「ほら!どうした!さっきまでの威勢はどうしたんだい!さっさとこいつらを殺さないと君がしんじゃうぞ!」

うるさい、と言い返したいところだったけど今の私にそんな余裕はありませんわ。

私は現在20体を超える災害獣と戦っている。

まさに危機的状況ですわ。

「マジックアロー」

「聖なる矢」

「ダークホール」

「ウォーターボール」

「ファイヤー」

たくさんの魔法が常に私を襲う。

避けても避けてもきりがない。

というか避けられない。

逃げ道がないのですわ。

こいつらに時を止めることは効かない。


「はぁ、つまらない。もうそいつは殺していいよ。悪いが僕たちには時間がないんだあのお方の目的をかなえるために動かないといけないからね。じゃああとは頼むよ、みんな」

王子の言葉に災害獣たちは喜びの声をあげた。


もう、おわりですわ。

私のせいで・・・・・

みんな、みんな死んじゃうんだ。

私のせいだ。

全部全部。


「「「「「死ね」」」」」


今までより多くの攻撃が私のほうに飛んでくる。

その時の私に動ける力はなかった。

倒れこんだ私に攻撃が・・・・・・当たらなかった。


「間に合ってよかったぜ。大丈夫ですか?やっぱ一つの体に二つの意識があるのはちょっと混乱しまするな。まあ、こいつら"程度"ならいけるはず。」


そこには真っ白に輝いたハルの姿があった。

「あなたを助けに来ましたよ。」

「どうして・・・・・」

ありえない状況にとまどった私はハルに問いかけた

「好き、好きだからですよ。だから、死なないで。あきらめるなんてしないでください。くじけて立ち止まっても僕がいますから。だから、なんどでも立ち上がって立ち止まってください。それが一番あなたらしい。」

その言葉は絶望した私の気持ちを切り替えるには十分すぎる言葉だった。

最愛の人からの告白をもらってうれしくないわけないですわ。




「魔法は気持ちが大切なんだぜ、てめぇの負けた理由はそれだ。だからあきらめんなよ、小娘が」

ハルの口からそんな言葉が出て来た。

なんとなく状況はわかりましたわ。


倒さなければ。

目の前の敵を



そして戦闘が再度開始された

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