力の差
「はっ!君一人で僕に勝てるとでも!」
この男が一体なぜこの時の止まった空間で動けるのかは謎だが今更ですわ。
あいつは災害獣従えている。
この程度のことは当たり前といっても過言ではない。
「勝つからここにいます。少し前のあなたは弱くて戦いなんて無関係なほどだったのにどうしてですか?」
女性の形をした災害獣の髪を触りながら王子は言った。
「ただ運命がそれを望んだだけだ。神の選んだ道に過ちはない。すべてはあのお方の手の上なのだ。お前なら私と同じ地位につけるかもしれないぞ?どうだ?」
地位?ということは何らかの組織なのかもしれませんわ。
運命、神、あのお方、全部宗教で使われるような言葉ですわ。
ということは洗脳されている?
だとしてもいったい誰が・・・・・。
「何か考え事をしているようだが今は戦闘中だ!よそ見禁止!!」
先ほどまで王子に髪をいじられていた女性が私のほうに走ってきた。
「なっ!」
鎌を私の目の前で振りかざした。
「転移!」
危機一髪で敵の攻撃を避けることができた。
今度はわたしから!
「マジックバレット。」
私が唱えた瞬間、黒くて長細い物体が数百個現れた。
私は上にあげていた腕を振り下ろして弾を女の方向へと放った。
弾は女に当たった。
当たった。
それなのに・・・・・女には傷一つついていなかった。
「ザンネンデシター!アナタノコウゲキハワタシニハキキマセーン!オトナシクシンデクダサイネー」
女の不気味な声が響く。
「さあ、ここからだ。みんな、起きて」
王子の一言で寝ていた災害獣たちが全員起きてしまった。
「本当の絶望はここからだよ?」
お久し振りです。
投稿を再開しようかなと思います。
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