闘技場での戦い、三試合目(村長視点)
「戦いが始まりましたわね。どちらも女性のようですわ。あら、なんか見覚えが……」
待機場で待っている私は「遠目」という魔法で試合を観戦していますわ。
「村長あの人たちを知ってるんですか?」
ハルが聞いてきた。
「どこかで見たことはあるけどどこで見たかは忘れましたわ。」
少なくとも村にはいなかったはず。
となると私が貴族で追い出される前にの時かもしれませんわ。
「短剣ですか、めずらしいですね。でも武器屋にふつうは短剣売ってませんよ。どこで手に入れたんだろう。」
短剣は使い勝手の悪さから使用者が少ないですわ。
軽くて女性から使いやすいと思った人がいるとおもうけどそれは異世界では通用しませんわ。
重力をちょっと魔法で操作するだけで軽くなるかですわ。
そんな短剣の使用方法の一つは農業で作物をとるときに使いますわ。
ただしこのときに使用する短剣は木製なので戦闘用ではありませんわ。
二つ目は国に貢献すると勲章としてもらえますわ。
これは戦闘用として使えますわ。
まあ短剣のほうがカッコいいと思う方もいるのでそういう方は使うかもしれませんわ。
そして私は試合を見ていましたわ。
あれ?
剣に何か書かれていますわ。
私は遠目を調整して短剣の方向にズームアップしましたわ。
どうやら短剣に特別な魔法が付与されているようですわね。
えーと、ナイフが何かに当たった時に周囲にいる人の名前を表示する……。
あきらかに戦闘目的ではありませんわ。
私の感によると暗殺用ですわ。
そしてその対象は私。
あの王子からの刺客だと思いますわ。
でもここは闘技場。
本気で戦えば観客に被害が及んでしまいますわ。
まあまだ確定したわけではないので様子見しますわ。
そんな風に考えながら観戦を再開した。
長い詠唱ですわね。
これだけ長いと闘技場が壊れてしますのでは?とおもいながらもその試合を観戦していた。
そして長い詠唱の末強い光とともに光線が放たれた。
「村長!あれh」
「ハルはここで待機っ!」
私はそう言い残し強い光のほうへと走った。
奴隷魔法を放ったのだ。
光で目をくらませて奴隷魔法を放つ。
長い詠唱は光線と奴隷魔法を放つための詠唱だったのですわ。
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今日中にもう一話投稿する予定です




