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9話 創生

『ハイスを倒さなきゃいけないのはわかったがそれと俺たちが戻るのはどう関係あるんだ?』


 アクスが質問を投げる。


「それはハイスの能力でみんな特殊能力と代償を得たからだ」


『・・・・・・そうなの?』


「ああ、カプセルでハイスの能力『創生』を強化し、君たちは今の体になった」


 シグマはそう答えた。


「だから、ハイスを倒せば君たちの能力は戻る」


「なるほど」


 リベットは頷く。


『で、ハイスはどこにいるんだ?』


「目の前にいるって言ったら」


『!?』


「この体でいるのは疲れるな」


 目の前に黄色く光る眼をした大きなゾンビの様な化け物が現れた。


『シグマはどうなったんだ』


「とうの昔に能力と一緒に食っちまったよ」


 化けハイスは笑みを浮かべた。


「これで部下に3つの能力者が加わる。我の祈願にも近づく」


『・・・・・・あなたの祈願?』


「ああ、我を能力者のトップに置く能力者だけの世界だ」


 ハイスは言い放った。


『そんなものの為にシグマは・・・・・・』


「そんなものだとお前たちには大きな能力を一人だけ持つ孤独がわからないのか?」


『・・・・・・それは』


 レインは黙る。


「そうだよな。お前らも能力を持ち虐げられたからわかるよな」


『でも、俺たちはそんな世界望まない』


「残念だな。じゃあ、君達もシグマと一緒に我の糧となれ」


 ハイスがレインを食おうとする。


『ヤバい、間に合わ・・・・・・』


 アクスが手を伸ばそうとするが間に合わない。


「落ちよ」


 化け物の口が地面に叩きつけられる。


『・・・・・・あなたは』


 赤い目をした細身の男が立っていた。

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