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10話 集合

 赤い眼をした細身の男が立っている。


「間に合ったか」


『お前はトラスだな』


「ああ、そうだ」


 トラスが頷いた。


「俺もハイスに近づいて逆襲するチャンスを狙っていた」


『・・・・・・そうだったの』


「弱者が群れを出して襲ってきても同じだ」


 ハイスが低い声音で言った。


「そりゃ」


 リベットが施設の大きな機械をぶん投げる。


「ふん」


 ハイスが叩きつける。


「その巨体を地面に這いつくばらせよ」


 トラスが赤い眼を光らせて言う。


「無効」


 ハイスの黄色い眼が光る。


「何っ」


「お前の魔眼は上位の我の魔人眼には勝てない」


「くそっ」


 トラスはうめく。


『・・・・・・神の雷よ雷鳴を轟かせここに降臨させよ』


 辺り一面黄色い光と雷鳴が轟く。


「ぐわっ」


 ハイスにダメージを与えた。


「我も本気を出そう、創生」


 ハイスの目の前に緑色のドラゴンが現れる。


「奴らを焼け」


「ギャオオオオ」


 ドラゴンが業火の炎を出した。


『・・・・・・我雨の子なり、ここに流水を流す』


 レインの出す水がドラゴンの炎を相殺しようとする。


『・・・・・・少し足りない』


「任せろ、炎よ落ちろ」


 トラスが炎を地面に落とした。


『・・・・・・ありがとう』


「どういたしまして」


 トラスがつぶやく。


「じゃあ、3体ならどうだ」


『!?』


 ドラゴンが更に2体召喚される。


「さあ、奴らを焼き払え」


「ギャオオオオ」


『くそっ』


『・・・・・・水の神、太陽の神と協力し偉大な現象を起こせ、アクアプロージョン!』


『レインその呪文は!』


 炎とドラゴンに水蒸気爆発が当たる。ものすごい衝撃がその場を埋め尽くす。


「今のが当たってたら私でも耐えられなかった」


 ハイスは驚いた。


「でも、もう一発は打てそうにないな」


『レイン!』


 レインは鼻血を出し倒れた。


「お前らもここまでだな」


『くっ』


 しかし、レインの眼は虹色に光っていた。

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