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多田氷雨の作品集

壁に咲く、運命の一輪の花。

作者: 多田氷雨



月明かりが夜を美しく魅せる、満月の日。



いい歳になっても浮いた話がない私のことを心配した父が、舞踏会を開いた。



城に集まる美しい女性レディーたち。



色とりどりの煌びやかな衣装がふわふわと揺れてる。



その様がまるで咲き乱れる花のようで。



私はぼんやりと、その美しい花々を見下ろしていた。



すると、後ろの壁のところ。



壁に咲く一輪の花。



一人佇む女性レディー



ドレスとはとても呼べない、みすぼらしい格好をしていた。



けど…なぜだろう。



その女性レディーを見つけたとたん。



『彼女だ』



と、心が叫んだ。



まっすぐに、その女性レディーのもとへと向かう。



すると、城の者がその女性レディーに無礼なことを言っていた。



私はその城の者に下がるよう怒鳴り、そして。



「私と踊ってほしい…」



その女性レディーに手を差し出した。





その女性レディーが。



常に私の隣に立つ、美しくて愛しい妃となるなんて。



その時はまだ、知るよしもなかった…







これを詩と呼んでいいのやらです。


あなた様の刹那の時を下さり、ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  本当に綺麗な詩で好きです。 [気になる点]   [一言]  初めて、本羽香那と申します。  実はユーザ登録する前から先生の作品を多く拝読しており、ファンです。  今回、この作品にレビュー…
[良い点] 続きが読みたくなりますね。 これからどうなっていくのかな?
2022/02/16 06:12 退会済み
管理
[良い点] >あなた様の刹那の時を下さり、ありがとうございます。 か、カッコイイ!!!!!!☆彡 きっと、王子さまが、お姫さまに、言った言葉… おやすみなさい…☆彡 明日は、早いので、寝…
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