表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

第1話

 黒板の解説を写しながら、窓の外をふと見ると春らしい青空の下、グラウンドでサッカー部が練習しているのが見えた。何故部活の時間に授業を受けているのか、そう、これは『居残り』という強制参加の勉強会。

 数日前に高校に入って初めての試験の結果が発表された。全教科赤点という見事な出来映え、教師から「ここ数年で一番の珍回答」と賞賛されたのだった。別の高校に進学した友人に電話で「今度居残りになった」と相談したら「マジかよ」と言われ、一拍おいてから、「お前本当に高校行けたんだな」

「そこかよ?」

 思い出せば、昔から勉強は苦手だった小学校の時も文集に『苦手な物はピーマンと勉強』と書いて先生に怒られたくらい因縁が深い。私も全く対策をしなかったわけではなく、勉強もしてみたが、殆ど点数は伸びず凍りついた地面に種を蒔くソ連の農民のような気持ちだった。得意科目はあるにはあったが、残念ながら『給食』『昼休み』は受験科目には入っていなかった。どうにかこうにか高校には入ったが、成績別にクラスが別れいて一番成績が低いクラスになった。 そうして今に至る。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ