表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

慈悲部の慈悲部による残念な日常


――俺たちは、一体何をしているのだろう。

俺たちは何のために動いているのだろう。

そんな事を思うのは日常茶飯事だった。

まぁいくら探しても結局答えは見つからないに落ち着くのだが。


日曜日。本来なら家で過ごしているこの日……。

雲一つない青空の下、俺たちは田植えに勤しんでいた。


「ぶぁっ!? 何すんじゃクソッタレ!! 泥かけんな汚ねぇだろが消えろ死ねアバズレが!!」

「ははっ、泥が冷たくて気持ち良いだろ泥人間。あ、間違った、人間泥。泥語は人間に通じんぞ。因みにわざとだ」

「くんのやろぉ……!!」


可愛い顔が泥で台無しの不憫な美少女――鷺原真波(サギハラ マナミ)。全身緑のジャージに身を包み、怒濤の勢いで罵倒する。

対して真波の反撃をものともしない切り返しを繰り出す黒い長髪の美少女――内ヶ咲桔梗(ダイガサキ キキョウ)。根っからのSで、俺が田植えをはじめとする様々な活動をする羽目になった全ての元凶である。

「おいお前ら、こんな時ぐらい仲良くしろよ…。て言うか働けよ」

「「あ゛あ゛?」」

「な、何でもないです」


この2人が争いを始めると、部員の誰一人すら止める事が出来ない。


「相変わらずですね……桔梗先輩と真波先輩」

「ああ…アホだな。どっちも頭良いけど」


部員の一人――朝霞雫(アサカ シズク)と共に呆れていると、ひょっこりと隣に現れた五反田忍(ゴタンダ シノブ)。こいつも部員の一人だ。


「理生先輩。止めないのですか?」

「…俺で止められると思う?」

「理生先輩なら……あるいはと」


そうだと良いんだがな。


戦闘を繰り広げている2人を余所に黙々と作業を続ける五反田時雨(シグレ)を見て、ああ、偉いなあと感心する。忍とは双子の妹であり、とてつもなく可愛らしい少女だ。



三戸谷理生。内ヶ咲桔梗。鷺原真波。朝霞雫。五反田忍。五反田時雨。部員六人顧問一人の計七人で活動をするその名は――『慈悲部』である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ