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王の日記  作者: やすきち
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第1話

魔王城 地下深く 〜水の間〜


ジャポン!


水上に立つ1人の男が水の中に赤子を入れた。赤子は息もなく静かに深く深く水の中へ沈んでいった。その場には男と小さな船に乗った数人の兵士のみ。だが、男は所持していた短剣で周りにいた兵士たちの喉を一瞬で斬った。そのまま自身の左腕も斬り落とし、全てを水の中に沈めた。男は傷を癒さず、腕から流れる血が水の中にポチャッポチャッと落ちている。しばらくして男は呪文を唱えた。唱え終わると男は一つの小さな瓶を胸から出し右手で割り水の中に落とした。



「・・・この者たちの命と我が左腕を力に復活しろ、この世のために。」



瓶のかけらがひらひらと光の届かない水の底へ

沈んでいった。すると徐々に小さな波が立っていき、いたるところに渦が出来た。渦は中央に集まり、巨大な1つの渦のみが残った。

しばらくすると、渦は消え、元通りの静かな水面になった。


しばらくするとゆっくり1人の男が意識無く浮かび上がってきた。男は浮かんできた男を抱えてその場から消えていった。


                王の日記 第1話終

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