冬の童話2025を通して『公式企画』への個人的な所感
今年の冬の童話のテーマは『冒険に出かけよう』でした。
私も参加しようと書き連ねましたが、結局納得のいく物が書けず、投稿出来ませんでした。
皆勤賞だったのに、お祭りに参加出来なくて残念……。
とりあえず、生活リズムが変わった今年は読む方もいつもよりも少なくなるだろうな……と思いながらも、毎年読んで面白いと思った作品を紹介するという習慣は続けようと思って、読みました。(中にはぜんぶ読んだ上で面白いものを紹介される方もいらっしゃいますが、私には、そこまでは出来ませんので、少しでもお祭りを賑わせたらなぁと思って、夏と冬だけ毎年しています)
結果348作のようですね(期間指定、16日までに完結で区切っています)数日前は346作だったのですが……。タグを外して入れ直したのでしょうか?
私が今までに読んだ数は、78作。だいたいいつも3分の1くらい読んでいます。ですので、ちょっと少なめですよね、私も。
もう少し読んでみようかなぁとは思っていますが、100作はいかないかなぁ・・;とも思っています。
目標は80作?(笑)あと、これとこれは読もうと思っているのが二作品ありまして……。
書く時間も取りたいですし。
夏のホラーも同じく、毎年3分の1くらいは読んでいます。
夏のホラー公式の減り方から見ても、公式企画に参加される方の母体が少なくなってきているようにも思います。
同じ作者の方が何作も書かれている印象。それ自体はなんの問題もないのですが、新規参入しようと思える魅力がない気もします。
まず、評価ポイント。これが、一番分かりやすいですよね。参加すれば、誰かが読んで、少しでもやる気に繋がる、評価をもらえるかもしれない、感想をもらえるかもしれないとなれば、モチベーションが上がります。
今回は評価の高い順ベスト10を期間途中で読みました。もちろん、趣味に合う、合わないはあると思いますが、読みやすく面白かったです。
だけど、なんとなくお気に入り新着から読まれているのだろうな、という印象も受けてしまうのです。それも悪いとも思っていません。今までクオリティ高く書かれてきた作者様の結果が、つながっているだけですから。
ですが、以前は、こんな方がこの『小説家になろう』に潜んでいたんだ!というような方が急に伸び上がっていく印象もあったんですよね……。
そして、ぜんぶ読んでらっしゃるんだろうなと思える数は三名ほど。無作為に読んでらっしゃるんだろうなと思える数は、私を含め4・5名でしょうか。(なろラジとも被っているものがあるので、1000文字短編を読まれている方はもう少しいらっしゃると思います)
読者の皆さま、時には『時間の無駄』かもな冒険に出てみませんか?
読みも『冒険に出かけよう』です。読書の楽しみ。まずは短いものから。そして、長編へ。
だけど、『面白い』を探すのに手っ取り早いのは、長編です。2万文字以上なら、1~3話を読んで……が決め手かなと思っています。ここまでで物語が動かず説明ばかりだと、読んでいてしんどくなりますし、次に新しい作品に手を伸ばすのが億劫になってしまうので、バッサリ切っていいかもしれません。
ただ、中には後半ものすごく盛り上がっていくものもありますので、私は読み始めると基本ぜんぶ読むようにしています。こういうものは、紹介したいなぁと。説明だと思っていた部分がちゃんと伏線だったりするのです。
だけど、中盤で弛んでしまうものは、あまりすっきりしない読了になることが多い気がします。ちょっと謎が残って、消化不良なこともあったり……。
2000文字までの短編は、読みやすく手に取りやすいのですが、『面白い宝物のお話』として自分で探すとなると意外と難しいです。切り取りが上手くないと、心に響きませんから。面白くても『特別』になりにくいです。
短編でありながら10000文字以上のものは、力量のある作者様なら最初から読ませてくれます。冒頭で気に入らなければ、時間泥棒にはなりません。
ほんとうに自分に合ったものを探すのって、未知の世界へ冒険に出掛けて宝物をさがすようなものだと思っています。それは、本屋さんにふらりと立ち寄って目を奪われてしまった書籍にも通じます。それって、お勧めされているものよりもずっと、宝物になるんですよ。オンリーワンの宝物ですから。
皆さま、オンリーワン、探してみませんか?
しかし、上記のようには書きましたが、企画自体を楽しみ、『書いて』『読んで』としている読者は、それほどいないのではないかと思えます。
また、公式企画としては、私の中で、お祭り感がなくなってきたな、というのが正直な印象です。
ここは表現の力量が問われる世界かもしれません。だけど、普段のように読まれる物を書くのではなく、この企画は『小説家になろう』の過疎ジャンルを盛り上げるための企画のはずです。
有名な声優さんにラジオで読まれるかもしれない、そんなご褒美もあります。自分の作品がプロの声優さんに朗読されて、ラジオで流れるんです。
だけど、そのことを知るのは、バナーという暖簾を潜った方のみが知る状態です。なんの伝手もない新しい書き手に伝わっているかといえば、どうなのでしょう?
そして、毎年ちゃんと選ばれている受賞者が誰かを、皆さま知っていますか?
私もどこで発表されているのか分からないくらい。どこで発表されているのでしょう? 作者にメッセージは届くようですが……こちらも、暖簾を潜ったもののみが知る……そんな状態。
もう少し、読者に向けて、もしくは、作者に向けてのPRを、トップページでももっと大々的にしても良いのではないか、と思ってしまいます。ここには、基本的に『書くのが好き』、『読むのが好き』という方がたくさんいらっしゃるはずです。
そして、春に始まるオールジャンルの『学校』でどれだけの方が参加し、どれだけの方が興味を持って読みに来られるか、そこに期待したいものですね。
ただ、『学校』……また異世界恋愛だけがトップを飾って、後は見向きもされないんだろうな……と思うと複雑な気持ちにもなります。もちろん、異世界恋愛が面白くないというわけではないのですが、さまざまな世界を描いた面白いものが読みたいと思う私は、思ってしまうのです。
せっかく開かれる公式のお祭り。普段と違うものを読む冒険だってしてもいいんじゃないのかな?
もちろん、個人的な感想です。そして、公式企画というお祭りの開催とそこで書いている作者さまを知っていただける方が少しでも増えますように。
ものすごく個人的な感想と意見なので、様々なご意見があると思っています。
Xはしておりませんので、Xに関することは分かっておりません。
感想欄は開けていますが、お手柔らかにお願いします。