第三章 第7話 シーリスの涙
メビウスはステラの瞳を見て感じた、アルナイルと同じ優しい瞳だとそう感じていた。
ステラは夢の様な違う世界からこの世界に帰る前に、アル・スハイルから聞いていた。
「ステラ……
我らの手で終わらせるぞ……
戦いの支度は進めておる
この星海に争いを引き起こしたのが
我ら姉妹の母上であるならば
我らが終わらせねばならぬ……」
「妾もアルナイルには話がある
姉上メビウスのダークマターを
絶つのだな?」
ステラはアル・ムーリフの口調で言う。
「それしか方法は無かろう……」
「それで……
メビウスと決着をつけるのですか?」
ステラが聞いた。
「つけぬ……」
アル・スハイルが静かに言った。
それを聞いてステラは小さく微笑んだ。
「メビウスは
我らの星
赤と紫の誓いの星の母のようじゃ
あの二人を考えれば
命を奪えぬ……」
アル・スハイルは赤がメビウスの星を攻撃する時に、裁きの力を教えてくれたのは、ただの親子喧嘩に過ぎない事に気付いていた。
「アルナイルの星も
輝きがおかしい
既にメビウスの力は
アルナイルを超えておるが
わざと捕らえられているように見える
あやつの事じゃ
何か話し合っておるのかも知れぬ
ならば我らがその中に入っていけば良い
それだけのことじゃ……」
アル・スハイルは星図を見ながらも、アルナイルの作り出した光星を観察していたのだ、それで二人が話し合っている事に気付いていた。
ステラはその時のアル・スハイルの表情を鮮明に思い出し、そしてそのヴィーナスに向けていた手で、優しく引っ叩いたヴィーナスの頬を触れ静かに言った。
「叩いちゃってごめんね……」
そのステラの表情は優しくも悲しみが溢れ、なんとも言えないほどに美しくヴィーナスには見えた。
「っ‼︎‼︎」
ヴィーナスはその表情を見てどうしようも無い辛さが込み上げて来た、ハダルとアル・ムーリフの仲を引き裂けない気がしてしまったのだ。
それは怒りではない、本当に苦しみと言える辛さをヴィーナスは感じてしまう。
「なっ……
触らないでっ!」
ヴィーナスはその手を振り払い、大きな声で言いアルタイルが持つスピカの剣を奪おうとした。
大大星の剣、使いこなせることが出来れば、ステラを簡単に倒すことが出来る、アルタイルはそう思い抵抗する。
「ヴィーナスッ!
落ち着いてっ‼︎‼︎‼︎
なっ……」
アルタイルがそう言い抵抗した時、そっと
ヴィーナスの手を優しく掴んだ。
それはシーリスであった、意外な人物がヴィーナスを止めようとした。
「シーリス…なんで……」
それにはアルタイルも驚いた、シーリスからすればアルタイルからその剣を奪えばいい、その為に来ていたはずであったが、シーリスは静かな表情で言った。
「ヴィーナス……
これはあなたが持つべきものじゃない」
「五月蝿いっ!
あなたに何があなたに何が解るのっ‼︎」
ヴィーナスはそう叫び、シーリスを振り払い押し退けようとした時、シーリスはヴィーナスの腕を強く掴んで言った。
「あなたの気持ちなんて解らないわっ
でもねっ!
この剣はスピカに
返すべき剣なのよっ‼︎‼︎
この剣が星海の運命を決めるのよっ‼︎
スピカの子がっ
スピカに返すべき剣なのっ
でも今は返すべきじゃないっ‼︎‼︎
そんな大切な剣なのよ
あなたの様な人が
持つべき剣じゃないのよっ‼︎‼︎」
シーリスが言った、その言葉に誰もが驚いた、だが紫の誓いの星はその言葉を聞いて呟いた。
(アル・ムーリフ…礼を言う……)
紫の誓いの星が静かにそう言った。
シーリスがアルタイルの味方をしている、今までのシーリスでは考えられない行動であった。
「いかんっ‼︎‼︎」
アル・スハイルの屋敷の庭でサラスが大きな声で言い、立ち上がった。
ヴィーナスはシーリスの言葉を聞いて目を鋭くし、一瞬で凄まじい衝撃波を放った。
(なっ‼︎‼︎)
紫の誓いの星が驚きの声をあげた、あまりの一瞬の出来事で紫の誓いの星は動作が遅れた、時間軸を歪め声さえも漏れない、周辺に何も感じさせない空間を作り出していたにも関わらず、その閉鎖空間さえも吹き飛ばしていた。
その後にはスピカの剣を握りしめているヴィーナスだけが立っていた。
「なんでよ……
大大星の喧嘩なんて
私達には関係ないじゃない」
ヴィーナスはそう呟いていた。
「こんな剣なんて……
あの忌々しいアルナイルの剣なんて……」
ヴィーナスは恋敵であるアルナイルとアル・ムーリフを憎むように呟いていた。
それを見ていたアルナイルは光星の中でメビウスに言った。
「メビウスッ!
すぐに私を殺してっ‼︎‼︎」
「なっなによいきなりっ!」
メビウスはアルナイルの言葉に戸惑ったが、アルナイルは素早くエストックを出してメビウスを突き刺そうとした。
メビウスは素早くチャクラムを両手に出し素早くアルナイルのエストックを防ぎ、すぐに片方のチャクラムでアルナイルの首を目掛けて振ったが、振り抜かず拳一つ分ほどの所で止めた。
メビウスにとって戦いを好まず、戦いをして来なかったアルナイルの剣技を防ぐことなど目を瞑っても出来る事であった。
「急に何よ
わたしが貴女を殺せるはずなんて
ないじゃない……」
メビウスはチャクラムをメビウスの輪を消し訳を聞こうとした時、アルナイルはその手を取り自分の首を切るように、力強く引っ張った。
「はやく私を殺してっ‼︎‼︎」
アルナイルが言うがメビウスは古い親友として言い返す。
「待ちなさい
なに血迷ってるのよっ‼︎‼︎」
メビウスは抵抗しチャクラムを消し、思いっきりアルナイルを引っ叩いた。
「このままじゃ私の剣でっ!
わたしの力で
みんなが殺されてしまいますっ‼︎‼︎
だから私を殺してっ
メビウスッ‼︎‼︎」
アルナイルは叫んだがメビウスは言い返した。
「あなたの子も私の娘も
もっと信じなさいっ‼︎‼︎‼︎
あなたが狼狽えてどするのですかっ‼︎」
メビウスは大大星として言った、アルナイルが考える最悪の事態を知らずに、ただ信じていた。
その頃、ヴィーナスはスピカの剣を握りしめ、衝撃波受け気を失っているステラに剣を向けて言った。
「あの小娘の力で
あなたを殺してあげる……」
周りは全て吹き飛ばされたが、村の人々はザウラクが咄嗟に星を輝かせ、全ての人々の命の力を使い個々にシールドを張らせ、全員が一命を取り止めたが皆重症ですぐに手当が必要であり、誰も立ち上がれる状態では無かった。
ガタッ……。
瓦礫の中から音がした。
「返せ……」
アルタイルだった、アルタイルは至近距離でヴィーナスの一撃とも言える衝撃波を受け、全身の骨にヒビが入り何ヵ所も完全に折れてしまっているが、星を輝かせ全力で傷を癒しながら必死に立ち上がっていた。
「その剣を返せぇぇぇぇぇぇぇっ‼︎‼︎」
アルタイルが叫んだ、それはスピカの剣だと言うことは関係ない、アルタイルにとっては何よりも大切な愛するベガの形見であった。
アルタイルは凄まじい勢いでヴィーナスに飛びかかる、背中から出した黄金の翼は右の翼が折れ、飛べずにその足で走り凄まじい速さで襲い掛かった。
意識を取り戻したシーリスがそのアルタイルの姿を見て、ハッとした。
シーリスはアルタイルが死んでしまう未来を見た、急いで立ち上がろうとするが右足が折れ立ち上がることが出来ない。
「アルタイルッ‼︎‼︎」
シーリスが叫んだ、初めて自分に友達と呼べる人にやっと出会えたシーリスはそのアルタイルの十数秒後の死に様を見てしまったのだ。
シーリスは体を起こし素早くその体制で弓を構えたが、既にアルタイルがヴィーナスを狙える射線を遮ってしまっている。
「誰かっ!
アルタイルを止めてっ‼︎‼︎」
シーリスが叫んだ、だが紫の誓いの星はステラも瀕死の重傷を負い、ステラの命を助ける為に全力で時を止める訳にはいかなかった。
(まずいっ!
いまステラの力で時を止めれば
命を削ってしまうっ
妾としたことがっ‼︎‼︎)
紫の誓いの星でさえどうしようもなかった、だがこのままではアルタイルが殺されてしまい、ステラを守ることも出来ない、紫の誓いの星が焦った。
アルタイルはヴィーナスに殴りかかり、かつて一度だけアル・スハイルに見せた様な怒りに満たされた瞳でヴィーナスを睨み、ヴィーナスは素早く躱し、アルタイルの胸の前に手のひらをパッと広げた。
その瞬間に凄まじい衝撃波を放たれ、アルタイルは吹き飛ばされる、その瞬間白いもやの様な物がアルタイルの吹き飛ばされた方に現れた。
アルタイルは全身のヒビの入った骨が何本か更に折れ、そのまま洞窟の壁に叩きつけられるかと思ったが何かがアルタイルを受け止めたまま壁に叩きつけられ、アルタイルは気を失ってしまった。
「おししょうさま……」
それはエリスであった、エリスは子供の姿のまま吹き飛ばされそうになったが、素早くエルナトが庇い、エルナトは重傷を負うがエリスは軽症しか追わなかった、エリスはシーリスの叫び声を聞いて、すぐにアルタイルを庇おうとし大人の姿になり、アルタイルを受け止めようとしたが、受け止めきれずアルタイルを守ろうとし自らが壁に叩きつけられてしまったのだ。
シーリスは未来が変わったのを見てしまう、それはアルタイルだけでなく、エリスも殺されてしまう未来であった。
シーリスは絶望せず、素早く弓を構えヴィーナスに矢を放った。
(変えないとっ!
この未来を変えないとっ‼︎‼︎)
シーリスはそう思いヴィーナスの気を引く様に矢を放っていた。
ヴィーナスはその矢をスピカの剣で弾き、シーリスを見て言った。
「安心して……
ハダル様以外は
みんな殺してあげるから」
ヴィーナスは既に正気では無い様な目をしていた、それがなんなのかシーリスには解らなかったが、ヴィーナスはまるで何かに取り憑かれた様な目をしていた。
(ガイアはっ⁉︎⁉︎)
シーリスは気付いた、ガイアの姿がない事に、だが直ぐに気付いた、人の身でハダルの星の力を使わずにあの衝撃波を直撃したらどうなるかなど、良くて重症であると考えなくても解っていた。
シーリスにはまだ自分が死ぬ未来は見えていなかったら、だが時が過ぎるほどに犠牲者が増えて行く未来を見ていた。
エリスが最初に殺され、その次にアルタイルが殺されてしまい、そしてステラが殺されてしまう未来が見えていた。
シーリスは次々と矢を放ち、ヴィーナスを攻撃するが全ての矢が大地に押しつけられるように防がれてしまう。
ヴィーナスが静かにアルタイルに歩み寄って行く、シーリスはグランドファングを放ち、白い光りの狼がヴィーナスを襲うが、ヴィーナスの衝撃波によって消しとばされてしまう。
(赤い星なら……)
シーリスは変えられない未来から襲ってくる、絶望と言う現実の前で思わずそう思った、過去に触れられる赤い誓いの星の力なら、アルタイルもエリスもステラも救えるとそう感じていた。
「赤い星……」
シーリスは呟いた。
未来とは儚いものだとシーリスは気づいた。
その時、エリスが必死に立ち上がりアルタイルを庇おうとして、成長した姿で前に出てダガーを構え飛びかかる。
エリスは素早い身のこなしで、ヴィーナスが振るスピカの剣を躱し、背後からダガーを突き刺そうとする。
エリスはアルタイルとアル・スハイルから教わったその全てを出し戦おうとしていた。
だが実戦経験の無いエリスが敵うはずは無い、素早くエリスのダガーを躱しヴィーナスはすれ違い様にエリスの腹部を蹴り飛ばし、エリスは息が止まってしまう。みぞおちを蹴り飛ばされ立つことも出来ずエリスは膝をついてしまう。
シーリスは未来とは絶対でなく、決まってないものだと、その光景を見せつけられていた。
この星に降りた時、こんな未来など見てはいなかった、話し合いは決裂しアルタイルとスピカの剣をかけて争う未来を見ていた。
だが現実は違った。
一つのミスで消え去り。
一つの油断で消え去り。
一つの言葉で消え去ってしまう。
それ程に脆く儚いものだと気づいた、そしてそれをより確かな未来にする為に、今と過去が不可欠であるとやっと気付いた、なぜメビウスが未来を見て行動しないのかにも気づいた。
メビウスにとって未来を見ることは最終手段であり、容易に見るものでは無いと解っていたのだ。
そしてシーリスは自分の愚かさを知り、素直な言葉を静かに言った。
「赤い星…たすけて……」
シーリスは初めて赤い星に助けを求めた、その顔からは初めて流す美しい涙が流れ落ちていた。
その時には咳き込み苦しんでいる、エリスに向けヴィーナスはスピカの剣を振り下ろそうとしていた。
「……」
アルナイルはメビウスに言われ必死に見ていた、だが耐えられずメビウスにまた訴えようとした時、メビウスを見て驚いた。
メビウスは表情を変えずに冷たい視線でその成り行きを見ていた、大大星としての誇りだろうか、ただ強く、まるでアル・スハイルを思わせるかのように、静かに立っていた。
だがその手は爪が食い込む程に力強く握りしめていたのだ。
メビウスも信じることが辛いのだ、だがスピカとの事もあり、一度シーリスに任せると言ったことがあり、割って入る訳にはいかなかった。
「たすけて…お願い……」
シーリスが弓を構えて呟いた、自分の力ではどうにもならないと解っていたが、このまま何もしない訳にはいかず、溢れる涙を流しながら構えていた。
(エリスを射抜けっシーリスッ‼︎‼︎)
シーリスの頭に紫の星の力強い声が響いた。
シーリスは妹の声を信じた。
素早くエリスを狙った、なぜエリスを狙うのか解らなかったが、紫の誓いの星は気付いていた、アル・スハイルの像の赤い玉が力強く輝いていたことを。
「エリスの星……
よくもこの私にっ‼︎‼︎」
怒りを込めヴィーナスが叫びその手でスピカの剣が振り下ろされた時、シーリスは矢を放った。
エリスの背中が切り裂かれた時、シーリスの矢が同時にエリスを射抜いた。
その時エリスの体が赤い輝きを放ち姿が消えた。
「なっ!
幻…いや……
これは違うわっ‼︎‼︎」
ヴィーナスが我にかえったように叫んだ、だが直ぐに頭に強烈な頭痛が走った、スピカの剣の力を引き出そうとし、ダークマターをスピカの剣から取り込もうとしたとき、スピカがベガを愛した記憶、そしてベガを愛していたアルタイルの記憶までもが頭に流れ込んできたのだ。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‼︎‼︎」
ヴィーナスが悲鳴を上げた。
「赤い星……」
シーリスはただ呆然と呟いていた。
エリスは洞窟の入り口の方に立っていた。
「わたしなんで……」
エリスは動揺していた、斬り裂かれた痛みも傷も無く立っていた。
「いけないっ!」
エリスは直ぐにクンガ村に戻ろうとした。
(来ないでっ!)
ステラの声がエリスの頭に響いた。
「ステラさんっ!」
エリスは思わず立ち止まるが、どこか違う気がして再び洞窟の奥に走り出した。
(違う!今のは!
ステラさんじゃないっ‼︎‼︎)
エリスが感じたのは間違いでは無かった、紫の誓いの星が足手まといになるエリスを来させない為にステラを演じていたのだった。
ザウラクが目を覚まし周りを見て惨劇に気付いた、エルナトも僅かな息をしているだけであった、その胸には木片が深く刺さり大量の血を流している。
「なんてことを……」
ザウラクはアルタイルを探したが、その目には重症になり瀕死の状態で気を失っているアルタイルが目に入り、ヴィーナスも目に入った、その先にアルタイルが壁に叩きつけられ気を失っている。
「アルタイルアルナイルアル・ムーリフ
アルタイルアル・ムーリフアルナイルアルナイルアルナイルアル・ムーリフアルタイルアルタイルアル・ムーリフ……」
ヴィーナスがぶつぶつと小さな声で呟き、もはや正気では無いのが解った、だがその先にいるアルタイルは目を覚まさずどうしようもない。
すぐそばでエルナトが生死の境を彷徨っている、直ぐにでも木片を抜いて命を注がないといけない、だがアルタイルも危ないのが目に見えて解る。
そしてすぐにシーリスがアルタイルを目掛けて弓を構えていた。
「シーリスッやめろっ‼︎‼︎」
ザウラクはシーリスがアルタイルにとどめを刺そうとしているように見えた。
だがシーリスは矢を放った。
その矢をヴィーナスはスピカの剣で弾いた時、シーリスには違う未来が見えた、アルタイルの前に自分が殺される未来を見てしまった。
ザウラクは直ぐにエルナトの胸に刺さった木片を引き抜き、命の力を急いで注ごうとした、エルナトは木片を抜いた時に血を吐いて命の灯火が消えそうになった。
「エルナトッ!
大丈夫だっ必ず助けるからっ‼︎‼︎」
ザウラクが叫ぶように言い、すぐに命の力を送り消えかかっているエルナトの命の灯火を、力強く燃やしはじめる。
エルナトの傷が塞がり始めたが、まだ癒えるまでに時間がかかる。
シーリスはザウラクがヴィーナスに襲われる未来を見て、思い切って光りの矢で自分の折れた右足を突き刺した。
(赤い星…頼む……
助けたいんだっ‼︎‼︎)
全力で心から叫んだ、シーリスは自分が助かる未来を見えなかったが、アルタイルもエルナトもステラも助けたいという思いだけで行動していた。
するとその足が赤く輝き、傷ついてない足に戻っていった。
シーリスは感じた、今のは無傷な未来を呼び寄せた訳では無い、過去に戻ったんだと感じ赤い星が、力を貸してくれているのだと感じゆっくりと立ち上がり、ヴィーナスに向かって言った。
「今度は負けないからね
覚悟しなさいっ‼︎‼︎」
シーリスは力強く大きな声で言った。




