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ねぇあなたはなんで旅に出たの?ねぇあなたはどおして旅に出たの?  作者: 〜神歌〜
ねぇねぇなんで旅にでたの?ねぇねぇどおして旅に出たの?〜第三章 漆黒の星〜
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第三章 第1話 大星ヴィーナス




「ねぇスピカ

あなたはなんで旅に出てたのよ?


完全に姿を消した時期があったじゃない?

あなたがハダルの星を守るのも

何かあるのよね?


あなたが姿を消した時期

あなたの気配はこの星海から

きれいさっぱり消えていたわ」



 メビウスはそう静かに聞いた。



「せっ星海にいましたよ

私の剣の中で

大切な人を見守っていたんです」



 アルナイルはそれには戸惑いながらも隠そうとする。

 メビウスは紅茶を一口静かに飲み、微笑んで言った。



「本当に

大星ベガを愛していたのですね

あなた達二人は

こっちが困るくらい

本当に仲が良かったですからね」



 メビウスが微笑んで言う。


「あの時はごめんなさい

メビウスも用事があって来てくれたのに

気を遣えなくて」


 アルナイルはその昔、ベガと二人でいた時に度々メビウスが来たのに仲良くし続け、失礼なことをしてしまっていた事を謝った。



「ううんいいのよ

あの時はベガも若かったから

気にしてないわ


でも……」



 メビウスは静かに優しく微笑んで言っていたが、内心は小馬鹿にしながらも昔と変わらないスピカを見て安心し、脅かすように言った。



「やっぱりベガに

あなたの剣を預けていたのね」



 アルナイルはそこは素直だった、何処までも素直だった。


「あ……」


 アルナイルはそのメビウスの言葉を聞いて、汗をかいて言った。あ、の一言で済むはずのないことを言ったことに気づいて慌ててダークマターを探ると、メビウスはその聞いた事をシーリスに伝えたことに気付いた。



「メビウスッ‼︎‼︎」



 アルナイルは慌ててメビウスが戦いを挑んで来るかと立ち上がったが、メビウスは優雅に紅茶を楽しんでいて、アルナイルは汗をかいた。


「何を慌てているのですか

ベガが持っていた剣を

アルタイルが持っているのは

私も知っています


まさか本当にあの剣が

あなたの本体だったとは

それはついさっき気づきましたけど……

確かめてみただけですよ


私もあなたの光星に捕まっているので

今はシーリスに伝えることしか

出来ませんし


やっと貴女と話せるのに

そんな野暮なことはしませんよ

シーリスが状況を変えてくれたら

話は別ですけど……」



「シーリス……」



 アルナイルはアルタイルやアルデバランを自らの子にあたる星であるが、それを隠そうとして二つの星はセプテントリオに預けられた。


 だがそれと同時に、メビウスがシリウスの妹星を養女にしていたことにアルナイルは気付かなかったのだ。



「あとはあの子……

シーリス次第ですね


貴女の本体である

スピカの剣を奪って来るのか


それとも……

アルタイルさんが守り切るのか

それで決めましょうか……」



 メビウスは落ち着いて言った。


 それはスピカが全ての力を使えば、勝負はつかず、多くの星を巻き込み自らが支配する星海が、荒れ果ててしまうことをメビウスはこのゆっくりとしたアルナイルの光星の中で、気付いていた、半分の力で星から離れているとは言え、大大星メビウスをしっかりと抑え込んでいるスピカの力を冷静に見ていたのだ。



「アルタイル…と……

何かあったのですか?」



 アルナイルが聞いた。



「あの子は私のことを

あの時に心配してくれました

本当に優しい子です


まだ大星だと言うのに

私に逆らい

私を止めようとしたので

一度だけ命を奪いましたが……

それを拾い直してくれました


また私を遮るようなことが

無ければ良いのですが……」



 メビウスはアルタイルを気にしているようであった。

 

 アルナイルは何としてもメビウスがスピカの剣を奪い、復讐を成し遂げ、大大星の支配する星海に戻そうとするに違い無いと思っていたが、心境の変化を感じていた。



 メビウスのほうはシーリスがアルタイルに負けるとは思ってはいなかった、無事にスピカの剣を奪って来ると確信していた、だがメビウスはスピカと争うことは望んでいない、メビウスとしてはスピカを逆に諦めさせる為に、親しく話しているだ。


 メビウスもスピカもその昔は互いに喧嘩する事は無かった、二人はこうして話し合う前に戦ったのが初めてであり、こうして話し合っているのが最も自然なことであった、スピカが大大星の支配を変えようとするまでは……。



「何か不思議なことでも?」



 メビウスがアルナイルの顔を見て聞いた。



「メビウスと

またこうやって話せるなんて

思ってなかったから……」



 アルナイルが言った。



「私からしたら

急に友達が姿を消したのよ

しかも何も言わずに……」


 メビウスが静かに言った、それは大大星として最も古い知り合いが、急に居なくなったことをアルナイルに伝えるには十分であった。


「私がアル・カストルに

復讐するしか考えられなくなっても

不思議じゃないと思うわ

その復讐が果たせても

今度はアル・スハイル……


それは今はいいわ……


あなたが帰って来てくれたから

やっと冷静に話せるのよ」



「メビウス……」



 アルナイルはアル・カストルに大切なものを預け、そして別れた後にベガに会いスピカの剣を渡した、だがアル・カストルに預けたものが何かを完全に忘れていた、スピカの剣に記憶を注いだことも完全に忘れてしまっていたのだ。

 



(なんだろ

大切なことを私は忘れている……


でも…思い出せない……)



 アルナイルはそう考え沈み込むような表情をした、そんなアルナイルにメビウスは小さなため息をついて言った。



「ほんとうにあなたの能力も

あなたが使うと考えものね……


先も考えずに

記憶まで綺麗に分けちゃったの?


あなたの話しと行動……

それと今の現状は

話が繋がらない点が幾つかあるの


あのアル・スハイルと

アル・ムーリフの力も

あなたの力に似てる波長があるし……


あの二人もあなたの子なの?」



 メビウスが不思議そうに聞いた、アル・スハイルとアル・ムーリフには、メビウスの娘である赤い誓いの星と紫の誓いの星がいるが、その二人が持ち合わせない力をアル・スハイルとアル・ムーリフは持っていた、その為にメビウス自身も一度アル・スハイルに不意を突かれている。


 もしそうであれば、大大星スピカの子に、大大星メビウスの子が寄り添っている事になる。


 メビウスは考えていた、アル・スハイルはスピカのように甘くは無い、戦うなら存在すら消す必要がある、その場合もしスピカの子だとしてスピカが記憶を取り戻した時、スピカがどの様な行動に出るか予想が出来なかった。


 メビウスはアルナイルの瞳を見る、メビウスの力を封じた漆黒の瞳を今は見せていない、アルナイルはいつもの優しい目をしているが、その瞳の奥に眠る力を知っているのは、大大星でもメビウスだけであった。


(大大星が淘汰されるべき……

どう言う意味なの?

それは……

あなた自身もってことよね?)


 メビウスは考えていた、深く広くアルナイルが何を考えているのかを考えていた。



「アルタイルさんが

守れるかは解りませんけど……

シーリスさんは……


私の剣を奪えませんっ‼︎‼︎」



 アルナイルは自信を持って明るく勝ち誇ったように右手でピースをメビウスに向けて言った。



「あなた…変わった…わね……?」



 メビウスはスピカが昔より活発になっていたのに驚いていた。


 アルナイルはアルタイルが今はクンガ村に居て、ガイア達と一緒にいることに気付いていて自信満々だった。



(スピカ……

あなたはシーリスの実力を知らないの?


アル・スハイルに負けたみたいだけど

あれは赤い星が力を出しただけ……


ステラに居る紫の星は

どう動くかわからない

あてにしない方がいいわよ)


 メビウスはそう考え。


(大丈夫……

アルタイルさんも弱く無いし

何よりもお兄ちゃんと

ステラさんが居るからっ‼︎)


 アルナイルはメビウスが最初に出した、この戦いを辞める条件もはぐらかし続け、結果メビウスはこの空間でのんびりとした時間を過ごすことを余儀なくされ、アルナイルのペースに乗せられいた。


 アルナイルもメビウスがすんなり乗ってくれるとは思ってもいなかったが、メビウスが仕方なく乗っているのに気付いていなかった、結果としてメビウスも考えを変え始めていた、スピカを戦わずに諦めさせようと。





「やっぱりそうでしたの……

さて黄金の鷲……

話して渡してくれるといいんですけど


力づくにならなければいいですけど

紫の星がどう動くか

気になりますね」


 シーリスがそう言いながらセプテントリオに降りて行った。


 その少しあとのこと……。



「つきました

いつ見ても綺麗な星ですね

セプテントリオ……


わたしのようにっ!」


 厄介な大星ヴィーナスがセプテントリオに降りていった。




 その様子をアルナイルとメビウスは見ていた、アルナイルが自分だけその様子を見ているのも悪いと思い、光の鏡を出して二人で見ていたのだ。



「いま余計なものが……」



 メビウスさえ汗をかいて呟く。



「はい…私も……

かかわりたくない星ですね……」



 アルナイルが呟く。


「セプテントリオの直系の星って

変な子しか居ないわよね

大星ヴィーナスといい

冥王といい……」


 メビウスさえもが悩んで言った。



「あ…だからですかっ!


もうメビウスも

気付いてるから言いますけど

アルデバランも

アルタイルも


セプテントリオに養子に

出した時……

セプテントリオが

凄い喜んでたんですけどっ!」



 アルナイルが慌ててメビウスに聞いたが、メビウスは頭を抱えて言った。



「本当に……

よく養子に出しましたね


私は絶対にだしませんよ

あの直系でまともなのが

ウラヌスとネプチューンしか居なくて

その二人も兄弟についていけなくて

セプテントリオから

離れて行きましたからね


知らなかったのですか?」



 アルナイルはそれを聞いて焦った、そもそもがアル・スハイルとアル・ムーリフを守る為にメビウスに気付かれ無いように、アルタイルとアルデバランを養子に出したのだが……。

 アル・スハイルとアル・ムーリフが娘である記憶と、そのセプテントリオの兄弟達が変な性格ばかりで、まさかメビウスがセプテントリオに養子に出すと思わないだろうと考えたことも剣に封じたので、なんで養子に出したのか解らず、頭を抑えて考えたが結局解らなかった。



(シーリスは

ヴィーナスを知らない


そもそもシリウスが暴れてたせいで

その妹のシーリスを

星海に送れなかった

そう言えばシーリスは

この星海に知り合いと言える星が

居るのかしら……


でもそれより今は

大星ヴィーナス……

あの性格とあの力は厄介すぎる


シーリス……

ヴィーナスを怒らせてはいけません)



 メビウスは考えていた、シーリスを星海に送り出していれば、ヴィーナスの力も知ることが出来たかも知れない、この難局を乗り切る術を知っていたかも知れないと。



(ヴィーナスッ!

なんで来たの……

なんでセプテントリオに来たのよっ!


だっ…大丈夫よ


ハダルは今はガイアさんだから

絶対に大丈夫だよねっ‼︎)



 一方アルナイルは戸惑っていた。




 クンガ村ではアルタイルが村の入り口に立っていた、アルタイルも出来れば会いたく無い大星ヴィーナスを待っていた。


「あれは……」


 だがヴィーナスの派手な光では無い違う光が降りてくるのに気付いたが、その物は一瞬でアルタイルの前に現れた。



「お久しぶりです

この前はお相手になれず

申し訳ありませんでした


大星アルタイルさん……」



 シーリスがアルタイルに意味ありげに言った。



(こいつ……

わたしの名前を知ってる


メビウスの力と

シリウスの力も感じる

メビウスの星を守ってたけど

星海人じゃない……


星……

星自身かっ⁉︎⁉︎)


 アルタイルはそれに気付いたが、まだ起きていないステラを、死んでも守らなければならない、そう強く感じ、黄金の翼を出し鋭い目つきでシーリスを睨み始める。


 星自身であれば戦って勝てるはずが無い、そう感じては居たが、自らの星を信じ体内でアルタイルの星を輝かせ始める。



「アルタイルさん

今日は私から

お願いがあって来たのです」



 シーリスが言った。



「お願い?」



 親しげに話そうとするシーリスにアルタイルは不審に思い、鋭い眼差しのまま言った。



「はい


私はシーリス

シリウスの妹の星で

メビウス様の養女にあたる星です


アルタイルさんのことは

母メビウスから聞いています

話の解って下さる方で

母メビウスの星が

アル・スハイルに攻撃された時も

心配してくださったと」



 シーリスはそこをまず話した、アルタイルはそのくだりはメビウスからも聞いていたが、シーリスがメビウスを母と呼んだことで、誓いの星の力を持ってることを悟り、聞いた。



「あんたさ……

回りくどい話はいいから

なんの為に来たのさ


メビウスの復讐だかなんだか知らないけど

わたしはこれから

あんたより面倒臭いのを

相手しないといけないんだ


メビウスに関わる話だったら

話しても無駄だから

さっさと帰ってくれよ」



 アルタイルは本音を言った。



「わたしより面倒臭い相手?」



 シーリスはそれが引っかかった、実力でアルタイルに負ける気はしないシーリスはそれを超える実力を持つ相手を考えたが、アル・スハイルが来るはずが無い、ミアプラも今はアトリアロフに居るはずで検討がつかなかった。



 アルタイルはシーリスの最後の空から七色の輝きを放ちやってくる、その面倒臭い相手を見ていた。


 シーリスはその視線に気付いたが背後を見なかった、以前のような超高速の蹴りを警戒していた。



 そしてそれはやって来た。



「アルタイルちゃん

そんなにイライラしてると

可愛いお顔に

しわが増えちゃいますよ」



 その者がシーリスの背後でそう言った。



 シーリスはそれを聞いてふっと小さく笑い、振り返りその者を見た瞬間その者が言った。



「誰です?このブスッ……

美しく無い人がわたくしの前にいるなんて


許せないですね……」



 大星ヴィーナスは凄まじい重圧のこもった言葉でシーリスを威圧した。



「…………」



 シーリスは絶句した、シーリスは決してブサイクでは無い、むしろ美しい白い髪を持ち顔立ちも整っていて美人である、確かにヴィーナスも美人である、美人であるかの話で言えば、アルタイルはどちらかと言えば可愛い方である。


「シーリス

耐えなさい……」


 その様子を見ていたメビウスが暗い表情で呟き、アルナイルはぷっと笑う。


(これはもしかして

ヴィーナスがシーリスを

やっつけてくれるかも知れないですね……)


 アルナイルはそう思いニマニマしている。



「ヴィーナス

そいつは星海で一番美しいのは

自分だって思ってる見たいよ」



 アルタイルはヴィーナスにそう言った。



「はっ?

ちょっと待ちなさいよっ!

一番綺麗なのはわたしのお母様でっ

わたしじゃ……」



 シーリスが思ってることを言った、それはいつも思ってることでシーリスからすれば自然な言葉だったが、否定しきる前に凄まじい重さがシーリスを襲った。


 それを見ていたメビウスは、次にいちゃもんつけられるのは自分かと思い、頭を押さえるがアルナイルはニマニマして楽しそうに見ている。


(これはっ……)


 シーリスは焦った、いきなり何もないのに凄まじい重さが押し潰すように襲って来たのだ。


 シーリスはたまらず膝を崩し四つん這いになってしまう。



「へぇ…誰が一番綺麗なんですか?」



 ヴィーナスがそう言い舞い降りて来て、シーリスの背中に片足を乗せた時、シーリスは思わず言った。



「お…重い……」



 アルタイルはそれを聞いてニッと口元で小さく笑った。



「誰が重いですって……」



 シーリスが苦し紛れに言った言葉にヴィーナスは冷たく聞いた。



「お前だ……」



 シーリスは言った怒りを込めて言った。



「もう一度言ってみろっ!

オラァァァァァァァッ‼︎」



 ヴィーナスがキレその足でシーリスの腹部に強烈な蹴りを入れ、シーリスを吹き飛ばした。


 シーリスは凄まじい重さから解放され、弓を出し殺意を込めて矢を放ったが、その矢が全て何もないのに地面に叩きつけられてしまい、シーリスは気づいた。



(これは…気圧を操れるのかっ‼︎‼︎)



 すぐにシーリスはグランドファングを放つ、白い光の狼が二匹、ヴィーナスを襲うが二匹とも何かの壁にぶつかり弾かれてしまう。

 すぐさまシーリスは自らの時間を操り、加速し距離を詰めヴィーナスを弓で殴りかかるが、それも重い何かに遮られ勢いを失い防がれてしまう。



(紫の星

今を断ち切るか……)



 シーリスはヴィーナスに勝てる未来を見ようとするが、見れずに紫の星の存在を近くに感じていた。



 ヴィーナスは素早く気圧を乗せた手のひらでシーリスを引っ叩こうとしたが、シーリスはそれを食らって仕舞えば即戦闘不能になる未来だけは見えて躱したが、その美しいヴィーナスの手のひらから放たれた気圧は、凄まじい勢いでクンガ村の洞窟の向かいにある森を薙ぎ払った。



(こいつ…ヤバイッ‼︎‼︎)



 シーリスはその破壊力を目の当たりにして思った、ヴィーナスは気圧を操り全てを押し潰す力を重力を無視して横にも放ったのだ。



「ヴィーナスッ!

こっちには向けないでよっ!」



 アルタイルが叫び、シーリスはすかさず洞窟の前に立つアルタイルの前に走ったが、アルタイルの声は気圧によって遮られ、ヴィーナスには聞こえていなかった。


「ちょっあんたそれでも

メビウスの子なのっ‼︎‼︎」


 アルタイルが叫ぶ。


「あんなの地上で食らったら

たまったもんじゃないわっ‼︎‼︎


どーしてくれるのよっ‼︎‼︎」


 シーリスが言い返し、アルタイルがヴィーナスを見た時、すでに怒りと気合いを込めた手をヴィーナスは今にも振りそうな体勢でいた。



「ちょっちょっとまっ‼︎‼︎」



 アルタイルが慌てて叫ぼうとしたが遅かった、凄まじいビンタをヴィーナスが放ち、気圧の衝撃波がアルタイルとシーリスに目掛けて来たが、洞窟から赤い光が走りその衝撃波をそよ風に変えた。


(これはっ

赤い星の力っ‼︎‼︎)


 シーリスもアルタイルも気付いた、間違いなく赤い星の変換の力だった、そこにアル・スハイルが居る訳ではない、だが洞窟の奥にあるアル・スハイルの像が持つ赤い宝玉が光り輝いていた。

 アル・スハイルを信仰していたクンガ村は、その力で災厄を逃れた。




「めちゃくちゃね……」




 メビウスがその様子を見て頭を抱えて呟き、アルナイルも汗をかいていた。

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