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061 オリアス

さて、どの悪魔を呼び出そうか。

やっぱり頭の良いのが狙い目だよね。

まぁ、どの悪魔も俺よりも賢いと思うけど。


ざっと見ていると、ちょっと違和感が。

もう一度見直すと、違和感の原因が判った。

悪魔の能力が微妙に増えている。

これも神様のバージョンアップのせいか?

まぁ、能力が増えて困る事は無いから良いけどさ。


って事で、今回はオリアスを呼び出す事にした。


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ゼパル(双児宮)&オリアス(天蠍宮)

 姿:ゼパル→赤い服に赤い革鎧 オリアス→毒蛇

 能力:ゼパル→子宝を自由に出来る(生まれないようにも授ける事も出来る) オリアス→宿や野宿に詳しい・謀略(NEW)


-------------------------------------------------------------------


オリアスの能力や姿はこれ。


謀略ってのが増えてた。

閉店しそうな店を救うってのは謀略とは違うけど、なんとかなると思う。なったら良いな。


期待を込めて、早速オリアスを呼び出す。

おおっ! 普通の蛇の大きさ! 感動!


…………いや、ちょっと待て。

大きさは普通の蛇だよ? でもね、すごーく違和感がある。

何で君は、蛇なのに頭に獅子?の被り物をしているのかな?

それともシトリみたいにそれが本物の頭なのかな?


「オリアス、そ、その、頭の被り物は何だ?」

「これはマスター様、ご機嫌麗しゅう」

「お、おう……。いや、だからその頭は何?」

「強く見えませんか?」

「えっ?」

「蛇の姿で、大きさも普通。これでは驚異に見られません。そこで獅子の姿を模倣。

 どうです? 強く見えませんか?」

「えっ? あ、うん、そうだね……」


あれっ? 実はおバカさんなのかな?

謀略出来る? 大丈夫?

う~ん、なんて答えようかな……。


「えっと、強そうには見える。見えるんだけど、喋りにくくないか?」

「そ、そうですね」


だってさ、蛇って口が大きく開くじゃん?

その口も被り物の中に入っているんだもん。

判りやすく言えば、ハサミに指サックしてる感じ。

指サックならゴム製だから伸びて開くかもしれないけど、どう見ても布製なんだよな。プロレスのマスクみたいな。

それにぬいぐるみのようなモフモフが付いてる。

ぶっちゃけて言うと、怖くない。可愛い感じ。


「……脱いだら?」

「……はい」


脱いでもらった。

うん。素の顔の方が、よっぽど怖いぞ。

よく見ればコブラみたいにエラ?もあるし。


「マスター様、今回は何用で?」

「ああ、そうだった」


俺はオリアスに事情を説明する。

店主さんは……あっ、壁際まで逃げてる。

そりゃいかにも毒蛇ってのが出てくれば逃げるか。


ちなみに脱いだ被り物は、ファーが指に嵌めている。指人形みたいで可愛いな。

王太子達は、もう悪魔に慣れたようだ。順応性すげぇな。



「……って事なんだけど」

「ふむふむ。理解しました。

 では一番手っ取り早い解決策を述べましょう」

「頼む」

「簡単ですよ。ベリアルを召喚し、能力を使ってこの店の信頼度を上げましょう!」

「そういうのは無しで」

「ええ~? 早いですよ? すぐですよ?」


そういう洗脳的なのはダメ!!


「では、しょうがないですね。一番堅実な解決策を述べましょう」


なんだろう。不安になってきた。

オリアスを呼んだのは失敗だったか?


「この町で、大会を開きます!」

「何言ってんの?」


端折りすぎだ! もっと説明しろ!

今日は13日の金曜日ですね。

丁度、悪魔を召喚する話となりました。

皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?←意味不明。

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