表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
139/187

139 セーレ

------------------------------------------------------------------------------


・セーレ(双魚宮)大公

 姿:ペガサスに乗った人間(男)

 能力:一瞬で大量の荷物を受け渡しが出来る(インベントリ内も可能)、遠く離れた場所との荷物の受け渡しも可能

 備考:馬の名前は「バイヤール」。


------------------------------------------------------------------------------



これがセーレのカード。


大公6枚のうちの1枚。

これで大公のカードは、残りガープのみとなった!


俺としては、使用時間の長い伯爵クラスが欲しいんだけどな。


だがこれは口に出して言ってはいけない。

顔に出してもいけない。


悪魔が落胆するからね。

そして、伯爵クラスのカードを血眼になって探そうとする可能性もある。

こういうのは心の奥底で思うだけにするのだ。



しかし、便利な能力だ。

現状はインベントリがあるので運搬に関しては不便をしていないのだけども。


まず俺以外が、インベントリ内の物を出し入れ出来るってのは良い。

例えば戦闘中。俺が手が離せない時にも王太子達に必要な物を出して渡せる。

まぁ戦闘中に俺が手が離せない事なんか無いんだけどさ。ははは……。

大量にある物を出し入れする時に楽かな? 単純に作業時間が半分になる。


なにより便利なのが「遠く離れた場所との荷物の受け渡しも可能」という能力。


今居る国からもとの国へ荷物を送る事が出来る。

関税のかからない宅急便だ!


…………単純に違法だな。

自分だけくらいなら良いだろ、っていうラノベ的な考えはいけない。

元の国に戻り、王様の許可を得てから国内限定で使おう。


ちなみにアンドロマリウス曰く、

「物が分かっていて座標が分かれば受け渡し可能、人物を把握していればその人との受け渡しも可能」との事。


はい、座標ときた。

そんなもん、ネットなんか無いので調べられない。

つまり一度その場を訪れ、セーレに座標を調べてもらわないと使えない!


「悪魔全員、今まで訪れた場所の座標は把握しております」


そうなの?! 優秀だなぁ。

記憶力どうなってるん?


人物の場合、誰かが知っていれば良いらしい。

俺以外の場合、知っている人が思い出している時にその人の頭に手を置いて特定するらしい。


ちなみに死者はダメだそうだ。

可能だったなら、死んだ盗賊の隠した財宝を回収出来たのに……とは王太子の弁。

上手い利用方法を思いつくものだねぇ。




姫様の言った意見が便利なので運用する事にした。


単純に、郵便だ。


と言っても一般に使うのではなく、王様と俺達を繋ぐだけ。


セーレを利用可能の時間になったら、短時間だけ呼び出す。

その間に王様と俺達の手紙を交換する。

10分後に返信を交換する。

セーレを送り返す。


こんな感じ。定期連絡だね。


これで王様とすぐにコンタクトが取れる。

許可とそれに伴う書類が必要な場合でも、瞬時に可能という訳だ。






「ありがとうございました。これから宴を催すので、参加していってください!」


村長からの申し出。


今から戻るにしても遅すぎて街まで到着しない。

なのでもう一拍予定だったので、参加する事になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ