3匹のスライム
スラジロー
「兄さん♪これが僕の擬態です♪」
うん、擬態出来てるけどスライチローと同じで半透明な緑でプルプルだな。
しかもスライチローはそこまででかい岩じゃなかったからよかったが、こいつ木に擬態してやがるから遠くからでも即バレだよ!スライチロー!?どこがこれがお墨付きなんたよ!?
レン
「スラジロー。擬態を早く解け」
他のプレイヤーがお前を殺りに来て俺まで殺られちゃうから!
スラジロー
「?はい」
スラジローは一瞬疑問に思ったぽいがブラジローだから素直に擬態を解いた。
スラジロー
「兄さん♪僕の擬態どうでしたか♪」
レン
「えっ?全然駄目な擬態だと思う」
あっ、ヤバっ!?聞かれたから正直に言ってしまった!
スラジロー
「えっ!?兄さんのお墨付きだったんじゃ・・・いえ!わかりました!もっと兄さんに認めてもらえる擬態を考えてみせます!」
さすが♪ちょろいブラジロー♪
スラジロー
「あっ、僕の擬態が駄目なら、兄さんのお墨付きをもらってないスラサブローはもうこの世には存在してないかもしれませんね・・・・兄さん♪肉親は兄さんと僕だけになりましたね♪」
スラサブロー?
レン
「もしかしてスライ、いや、俺にはもう1匹弟がいるのか!?」
スラジロー
「兄さん?もしかしてスラサブローのこと覚えてないんですか♪よし♪」
ブラジロー喜んでないで答えろよ!
スラジロー
「スラサブローのことを覚えてないのなら教えたくないですけどスラサブローの名前を言ってしまったので残念ですが言います。残念!ですが言います!・・・・もう1匹の兄さんの弟でした」
スライチローにもう1匹弟がいたのか。てか、過去形にしてもう死んだことにするなよ。
レン
「・・・スラサブローのとこに行くぞ」
スラジロー
「兄さん!?どうして!?」
どうしててお前の弟だろ。それにスライチローに憑いてる間にスライチローの弟が死にましたってこれがゲームだとわかっていても何か気分が悪くなるだろ!
レン
「弟が助けを求めてるかもしれないのに見捨てて行かないわけないだろ!」
スラジロー
「!?・・・兄さん♪♪」
これを正直に言ったら確実にバレてしまうからカッコつけた台詞を言ってみた。
ブラジローの好感度が上がった。
スラジロー
「兄さん♪スラサブローはあっちです♪」
スラジローに案内されスラサブローを俺は助けに向かう!
最初の村の近くの森に3匹の兄弟スライムのイベントがある。
そのイベントの名前は3匹のスライム。