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不器用な愛はフユとハル  作者: 洟見 櫟輔
3/7

LOVEr.3―今度こそ伝えたい―

―AM6:30―

『はぁっくしょんっ!!う?!何だ、自分のクシャミか…』

俺は自分のクシャミに驚いて目を覚ました。

頭がズキズキする…。

俺は二日酔いと風邪をひいた。

会社に電話をして、何か食べようとキッチンへ向かおうとした時、立ちくらみがした。

グラッ…

「っあ…やべっ…」

俺はすぐに病院へ行こうと、財布と携帯を持ち厚着をして玄関へ向かった。

すると、視界がボヤけて頭痛が増してスッと、意識が飛んだ。

俺が次に目を覚ましたのは、病院のベットの上だった。

『仁~?…ッ!!しのぶ!?おいっ?!!』

目を覚ますと、視界に癒鶴ゆづるが入ってきた。

『!?癒鶴ゆづる!おまっ…何でここに!?』

すると、癒鶴ゆづるは涙をポロポロと流して

『仁の家聞いて玄関先まで行ったら、凄い音聞こえてドア開けたらお前が倒れてたんだよっ…!!あんま、心配させんなっ!!…(泣)』

「あぁ…やっぱり癒鶴ゆづるが好きだ…。」

俺は、つのりに積もった心の内のその言葉「好きだなんて言わない…。けどッ…!」俺は癒鶴ゆづるの頬に手を当て『癒鶴ゆづる…綺麗だ…。』

と、一言言いまた眠りについた。

次の日の朝、目が覚めると癒鶴ゆづるは居なかった。

「あれも、幻影…?」そう、思った時。

ガラガラガラ…

病室のドアが開く音。

『あれ、しのぶもう起きて大丈夫なの?』

癒鶴ゆづるは疲れきった顔で言った。

癒鶴ゆづるは俺のベットに手をつくと、倒れ込むように眠りについた。

『おいっ?!癒鶴ゆづる!!あ、寝てる…。』

そっと、癒鶴ゆづるを俺が寝ていたベットに寝かせて癒鶴ゆづるの前髪撫でるように触れて、顔を覗き込むと、癒鶴ゆづるの寝顔は、触れたら消えてしまうんじゃないかと思うぐらい、昨日…泣いていた時よりも美しかった。

「あぁ…癒鶴ゆづるに好きだって伝えたい…」

気持ちが溢れて、俺は…癒鶴ゆづるの額に唇を落とした。

LOVEr.3閲覧ありがとうございます!

少し短いですが、LOVEr.4に続きます!

是非、これからも宜しくお願いいたします。


Kagetsu Io

花月 來折

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