表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日陰ヒーローな掃除係  作者: アッキ@瓶の蓋。


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/16

第7幕

 いつもは友達の恵や、妹や幼馴染と一緒に昼食を食べているのだが、今日はその3人が用事で居ない。だから今日は学食にて、良太と姉と一緒に食べに来ていた。姉に今日はあの3人が居ない事を告げると、「そうなんだ」と軽くそう言っていた。そして学食にて僕と姉は妹が作ってくれた弁当を、そして良太はかつ丼定食を食べていた。


「て言うかさ、お前の周りの能力者率は高いよな」


 静かに食べていると良太がそんな事を言いだした。いきなり何だと言うのだろうか?


「幼馴染は正義の味方で、火炎を操る能力者。友達は悪の総帥で、多くの部下を持っている。正義でも悪でもないけれども、能力者の姉と妹。どこのライトノベルだと思うくらいの、スーパーガールと知り合いだろ、お前は」


「まぁ、確かにそうだけれども」


 そう良太に答えつつ、僕と良太は隣で黙々と弁当を食べる1人の女性、つまり我が姉、天霧雪風(あまぎりゆきかぜ)を見ていた。左側の髪を長く纏めている白いショートヘアーと見ているこっちが凍てつくような冷たい目つき、セーラー服の上に和服を羽織るようにして着ていて、その胸の所には駒形の赤い文字で『ニ』と書かれたバッチをしている。出ている所が出ている、大人びた女性。それが僕の姉、天霧雪風である。

 彼女は本当に静かに、黙々と食事をしていた。


 僕は未だにこの姉、天霧雪風の事が良く分からない。今も何が楽しいか分からないような顔で、ずっと食べている。


「雪風姉さん、楽しい?」


「楽しい」


 そう言いながら、黙々と彼女は食べ進んで行く。自分の目にはちっとも楽しそうに見えないのだが、本当に楽しいのだろうか?


「ごちそうさま。じゃあ、また家で」


 黙々と食べ終わった雪風姉さんはそのまま自分の教室に帰って行った。


「俺、未だにお前の姉さんが何を考えているかが分からないわ」


「同感だよ」


 僕は良太と共にそう言葉を返し合うのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ