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少女は王女になる!  作者: 綴
離宮編
21/48

孫から祖母へのおねだり

第21話です!

とうとう離宮編終了です。

今回短くてすみません。

 とうとう玻優が離宮を離れる日になってしまった。祖母になんとなく王宮に戻ることを仄めかしても、祖母はのらりくらりと、はぐらかされるだけだった。別に玻優自身はこのままでも一向に構わないが、また夢に悩まされるのはごめんだし、エントも味方につけろとか言ってたから玻優は焦っている。なので、最後に玻優は駄目元でお願いするしないと思っていた。


「アルシェラーサ。もう帰るのですって?」

「はい。お祖母様。」


「そう。また暇を見つけたら遊びに来てちょうだいね?だってここは暇なんだもの。」


 マルグリットは艶やかに微笑み、言う。玻優は覚悟を決めた。


「お祖母様。私と一緒に王宮に来てくださいませんか?」


 玻優が真っ直ぐに、マルグリットを見つめて聞いた。マルグリットは驚いたように、目を丸くする。


「あのね、私はあのつまらない王宮に戻る気はないの。」

「これからは面白くなるかもしれないですよ?」


 玻優はいたずらめいた表情を浮かべる。


「アルシェラーサ。貴方。」


『お母様の人生、面白くしてみせますね!』

 と言ってくれた娘の血を引く孫。やはり二人は似ているらしい。


「えーと、不肖の孫からお祖母様への初めてのおねだりなんですが、聞いていただけませんか?」


「ふっ。おほほほっ。...可愛い孫娘からのお願いなら、聞かないわけにはいきませんね。王宮に戻ります。陛下にもそのようにお伝えを。」


 マルグリットはおかしそうに笑いながら言う。その様子をオスカーも三人の側近も目を丸くして見ていた。ルースだけは面白そうに見ていたが。それからマルグリットは玻優の頬に軽くキスをした。


「おまじないよ。貴女にシエラーナからの祝福がありますようにと。」


 帰り道の馬車の中。


「玻優。よく頑張ったな。父上も喜ばれるだろう。そして、宮廷の連中にお前の力を示す材料もできたしな。」


 ゼノはそう言って褒めた。


「それならよかったです。」


「この国では何かあるごとに頬とか手とかにキスをするんだ。軽くな。だから、あまりびっくりするなよ。お前の生まれた国にはない風習だろうが。...そうだ、よかったらこれから俺の家に寄ってくれないか。渡したいものがあるんだ。」


 ゼノは風習を教えてくれたあとに提案した。


「問題ないなら構いませんが。」


「なら決まりだな。側近達は先に帰しておく。帰りはまた送ってやるよ。」


 ゼノはそう言うとそうやって手配し始めた。

第21話いかがだったでしょうか?

あまりにも短くしすぎたので

お詫びに活動報告のところに小話あげるかもしれません。

よろしければそちらもご覧くださいね。

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