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とある研究施設

ここは世界でも最高峰の研究施設。

ありとあらゆる方面から天才が集まっている。


「私」は去年からここで助手として働いている。


天才と呼ばれる人達はどうも何かのステータスに極振りしているのか、変な人が多い。


「やぁ愛しのハニー♪

君は今日もなんて素敵なんだ♪」

竹島教授は、今日も軽い。

「……教授〜。

そのハニーて呼ぶのやめてもらえませんか〜?」

「え〜?お互いの関係をより良くするためにはまず意識させるところからだよハニー♪」

「……もう!」

ヘラヘラ笑いながらも、

教授は高速でなにかの暗算を猛スピードで

空中に羅列している。


隣にいる浅尾先生は対照的だった。

白衣に眼鏡の超イケメンなのだが…

「本当に無駄口が多いですね、集中力に欠けるのである」

「浅尾先生〜♪私とハニーとの間柄への嫉妬ですか?」

「またわけのわからないことを。仕事の話をしているのである」

「浅尾先生イケメンなのにモテないでしょ〜♪ケラケラ♪」


私は苦笑いしながら言う。

「あ、竹島教授〜そこ項目ズレてますよ〜」

「おっと?ありがとうハニー♪ただの手違いさ♪」

「ほう?!横から見ててすぐ気づくとは…

やはり君は優秀な助手。

そんなチャラ男はほっておいて

ぜひうちのチームに来て欲しいところである。」

「いや私、チャラ…教授の助手じゃありませんし」

「ハニー?いまチャラ男て呼びかけたよね〜♪」

「無自覚な天才というのは君のような者のことをいうのである」

「またまたぁ、私は先生達みたいな天才じゃありませんよ。そうそう、学生時代のテストでも75点とかしか取れたことないですし」

「基準にならないのである。学校の点数なんてものは愛ちゃんが人間を管理してランク分けするための数字でしかないのである」

「天才ってのは、

そういう枠の外にいる人のことさ、ハニー♪」

「…よくわかりません」

「実際君はこの施設で仕事をしている。

それが答えなのである」

「いい案を思いついたよ♪浅尾先生はモテないから愛ちゃんと結婚すればいいよ〜♪」

愛ちゃんの即答。

「AIチップとの結婚は認められていません」

「先生フラれてやんの♪ははは♪」

「竹島教授?あとで裏に来るのである」

「クスクス」


「無駄話が多すぎる」

後ろからもう1人の天才が現れる。

元々は精神医学の権威。

今は、時空間転移研究の第一人者。

そして――

私が今助手として仕えているのがこの新条博士。


「え〜博士〜僕のハニー連れてかないでよ〜♪」

「私の助手です。引き抜き行為はやめたまえ」

「誰に付くか選ぶのは彼女自身である」

「…もう!悪ふざけはやめてください〜!」


…癖がすごい。


「ハニー♪今夜食事どうだい?僕たちの将来について熱く語り合おうじゃないか〜♪」

「すみません。今日は幼なじみと約束してるので」

「残念〜♪でもその素敵と噂の幼なじみちゃんと

3人で行っても、僕は構わないんだよ〜♪」

「絶対イヤです♡」


夜。

新条博士との仕事を終わらせた私は

待ち合わせ場所に急いでいた。

私の幼なじみは昔から正義感がとても強く

困っている人をほっておけないタイプ。

そんな彼女は今は看護師をしている。


待ち合わせ場所で、彼女は手を振っていた。

「おつかれさま」

「おつかれ〜」

「どう?研究施設は慣れた?」

「どうも癖が強い人が多くてね〜大変だよ〜」

「うちは今日なぜか急患多くて疲れたよ〜」


昔から何をするにも一緒だった

大親友との素敵なディナー。

気心も知れている、幸せなひと時。


2人の楽しい談笑がいつものように

続くはずだった。


その時


愛ちゃんからの緊急事態連絡。


【未来都市研究所封鎖】

【責任者 拘束】

【それ以外の研究員は全員自宅待機せよ】


「……え?」

「なに、それ……」

「重大な契約違反行為の発覚に伴い

竹島、浅尾、新条の3名を拘束。」

その声は、あまりにも冷静だった。

「博士たちが!?」


動揺を隠せない私に、

幼なじみは優しく寄り添う。



「メグミ、落ち着いて。

病院方面問題無ければ私と一緒に居よう」


震える私はゆっくり顔を上げる。


「…ありがとうナミ」


この日を境に

人間は

人間としての

価値を持たなくなる。



第10話読んでいただきありがとうございます!


そう、ここがすべてのはじまり......!


次回お楽しみに!


皆様へお願い

もし、少しでも面白いな、

続きが気になるなと思ったら

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