今君の元へ
ぜひ最後まで読んでください!
切ない物語っていいですよねぇ。
いま、終わっていく、世界の果てへ。
ほら、始まっていく、地獄の再演へ。
今日、崩れ落ちていく、君の身体を抱き寄せる。
明日、来るのかももう、分からないけれど良いの。
君が、壊れて消えてしまうなら、僕も逝くよ、だから。
あと、もう少しだけ、どうか、死なないでよ、お願いだよ。
いつだって笑顔で、笑いかけてくれたじゃないか。
いつだっけ泣き笑いで、微笑んでくれたじゃんか。
例え、全てが何もなかったかのようにさ。
全部、消えてしまってもさ、大丈夫だよ。
この、砂のようになっていく君の身体を、離さない。
一生、そばにいると誓ったから、どの世界でも一つだよ。
君は、もう良いよって、僕に言うんだろうけど。
声に、ならない音で今も、そう呟いてるんだろうけど。
何も、聞こえないから、良いよね、知らないフリしても。
土に帰っていく君の身体が、太陽を浴びて光るの。
赤く、君の血に染まっている僕の白いシャツも輝いて。
まるで、最初から君がいなかったかのようにね。
その赤も土に帰るの。
お願いだよ。
置いていかないでよ。
独りはいやだよ。
もう無理だよ。
君がいなくちゃ僕は、何も出来ないんだよ。
笑い方が分からなくなっていく。
泣き方も不器用になっていく。
おかしいよね、人間がさ。
土人形に、感情を教わるなんて。
嗚呼、消えてしまったよ。
僕と君の世界が終わってしまったよ。
でも、大丈夫、まだ大丈夫。
僕が、今、そっちに逝くから。
ねぇ、朝日が昇っている。
太陽って、こんなに眩しいっけ。
でもね、もう、立ち止まれないんだ。
もっと早くこの眩しさをさ。
知っていたら少しは違ったかな?
嗚呼、鋭い痛みが胸を刺す。
鉄を伝って、僕の血が流れ出ていく。
ねぇ、天国へ上っている。
君は、どこに、いるのかな。
土人形と、人間でも、辿り着く天国は同じかな?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
面白いと思っていただけたら嬉しいです!
感想等お待ちしています。
他作品もぜひ!
六波羅朱雀をどうぞよろしくお願いします!
果たしてこれがハッピーエンドなのかバッドエンドなのかはご想像にお任せします。




