知らない人に死ねって言われた話
しょうもなさ過ぎて正直書くかどうか迷っていた話なのだが、今日たまたま書く気分だったので書いていく。
これは私がまだピチピチのJKだった頃の話。
ひとり旅をするのが好きだった私は、その日も1人で名古屋の方に美味しいものを食べに来ていた。
名古屋にはいろいろな食べ物がある。
もちろん名古屋駅の中にも美味しいお店が山ほどあるのだが、いかんせん混みすぎるので私はいつも地下鉄を利用して食べ物屋を探していた。
その日もいつもの様に地下鉄へ向かったわけだが、たまたま都合で名鉄(名古屋鉄道)を利用していたため、地下鉄に行くためには少し左(家から出ると方角が分からなくなるから左って言ってる)に行かなければならなかった(多分もっと楽なルートあると思うけど調べるのめんどい)。
補足多すぎないか。
まあいいや。
ということでJR名古屋の真ん前にある地下鉄へと続く階段に向かったのだが、それより手前で同じ地下鉄行きの階段を見つけたのでそこを下ることにした。
階段を降りていると、日時計のように歩くのが遅い集団に足止めをくらった。
男性が5人密集して歩いていた。中央の人物を4人が囲むような形で、のっそのっそと歩いていたのだ。
なんだこいつら。キモ。
なんて思いながらそいつらに続いてゆっくり歩いていると、階段が終わったところで5人が少しだけ広がった。
広がった5人を見てみると、そのうちの1人の体に縄がかけられており、1人がその縄を引いているのが分かった。
なんだ? いじめか? ふざけてるだけか?
と思っていると、目の前に交番があるのに気がついた。地下にもあるのか。ここのすぐ上にもあるのに。
そんなことを考えながら立ち止まって眺めていると、そのうちの1人が交番の扉を叩き始めた。
コンコン
何やってるんだ?
バンバンバンバン!
必死に叩きまくる男性。
中にある部屋のドアが開き、そこから警官が飛び出てきた。
え、これマジのヤツ? マジのヤツ!?
そう確信して目をキラキラさせていると、縄をかけられている男が私に気がつき、こちらを振り返った。
そして、「死ね!!!」と私に向かって叫んだ。その顔はまさに鬼の形相であり、目は怒りと憎しみと悲しみとストレスと絶望に満ち満ちていた。
私は爆笑した。
警官が扉を開けるとすぐに4人が犯人(?)の男を引っ張って中に入った。
そしてまた警官が施錠し、6人で奥の部屋へ消えていった。
現行犯逮捕ってやつか?
そろそろ私の読者は「この人1人多くね? 友達いないの?」と思っていることだろう。書きながら私も思った。
思い返してみると、友人と遊ぶ時はだいたいゲームをしたり殴り合いをしたりしていただけだったので、エッセイに書くようなことは基本起こらなかった。だから書かないのだろう。
これだいたい1000文字くらいなんだけど、2分くらいで読めるらしいじゃん?
2分でお別れってさ、ちょっと寂しくない? 味気なくない?
だからもうちょっと話してこうよ。
なんてことのない、ただの雑談だよ。
このサイトに来てどれくらい経つの?
ふーん。
あ、違う違う。興味ありありだから!
興味なかったら質問なんてしないって!
もう、怒んないでよねっ!
えっ、全然笑ってない⋯⋯
そんなに怒ってるの?
じゃあ聞くけどさ、4年って返ってきてどういうリアクションしたらいいわけ? 反応に困るじゃん、年数言われたって。
え? だったら最初からそんな質問するなって?
その考えは正しい! 私の負けだ!
え?
勝ち負けじゃない?
マジで怒ってるやん⋯⋯どうしよう⋯⋯
お兄さん髪型かっこいいっすね。不良っぽくてかっけぇっす。
え、ヤンキーは嫌い? ごめんなさい。
その服めっちゃイケてますね! プーさんみたい!
え? そんなつもりじゃない? ごめんなさい⋯⋯
あの、近くに美味いラーメン屋あるんですけど今から行きません?
えっ
飯で釣るつもりかって?
なんなんだお前ーーーーーーーーー!!
人が下手に出てりゃ文句ばっか言いやがって!
下履いてなくて上赤だったらプーさんだろうがよ!
もしくは「ゾ〜さん」中のしんちゃんだろうが!
え、なんですかそれ。
まさか本物じゃないですよね?
中身なんです? BB弾とかですかね?
ちょっとこっち向けないでくださいよ。
えっ、ちょっ、マジですか?
ちょっと!
やめて!
やめてーーー!
なんでもしますから!
どうかお命だけは! どうかぁ!
大きい方あげますんで!
はい、唐揚げです!
いや飯で釣ろうとかそういうのじゃなくて!
僕が少食なんです!
えっ! 「自分が少食だからってでかい方を人に押し付けるな」ですって!?
なんなんだお前ぇーーーーーーー!!!!!
どっちに転んでもダメじゃねーか!!
いい加減にしろ!!!!!!!!!
あ、それめっちゃ砂糖入ってるんでこっちの方がいいですよ。そう、こっちのダージリンのやつ。