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サモンズキング  作者: 保育園生の絵日記
異世界からの少女
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0羽 ???

普段小説やラノベなどを読まない自分ですが、物語が書きたくなってしまったので書いてみることにしました、作者名の通り絵日記を見る感覚でよろしくお願いします。

 昔々あるところに王様と隣国のお姫様がいました。

 

 王は姫をたいそう気に入り、毎日のようにお茶や王宮内の散歩へと誘いました。

 

 その誘いを姫は快くうけました。


 次第に王と姫はひかれあっていきました。


 そんなある日の夕暮れ。


 庭の東屋で姫に王は言いました。

 

 この世界はひどく醜い、魔物と人との対立は人がこの世界に誕生した時から絶えず、今もなお戦争を続けている。

 だが、この戦いが終わろうとも、戦いは終わらぬだろう、国と国、どちらかの生き残りの報復、獣族もこの戦いの裏で息を潜めているとも聞いた。


 王様は夕日を仰ぎ再度口を開いた。


 この戦いですべてを終わらせようと思う、人間、魔物、獣族。

 

 全てに。


 王はそう言い残し、その場を後にしました。


 その後王と姫の間に子供が生まれました。


 過酷な戦火のなかこの一報だけは国中を駆け巡り、国民達に夢と希望を与えました。


 だがその一方で、生まれてきた子供を見たというものはいませんでした。


 二人目の子の誕生の時にも国中に噂が広がったものの、その子たちを目にしたという情報は、貴族たちの間にも流れることはありませんでした。


 姫は魔族だったのです。


 人に化け隣国のお姫様と偽り、人の司令塔である王に近づいていたのです。


 だが、姫は日々の中で王を慕い、王の一挙手一投足に心を打たれていたのでした。


 全てに終わりをもたらす、その力に。


 全てが終わる、その瞬間をともに見届けたいと。


 この狂った恋は、種族の垣根さえをも超えさせたのです。


 だがこの知らせは前線にも行き届いていました。


 そう魔族の間にも・・・


 魔王はこの話を聞かされ考えずにはいられなかった。


 娘を人族の王のもとへ向かわせ、暗殺を企んでいたのにも関わらず一向に吉報は来ていません。


 まして娘からの連絡さえ途絶えていたのです・・・・


 娘は・・・


 その後、姫は突如として、行方をくらました。


 二人の子を残して・・・


 暖炉の中でバチバチと火が上がる中、ベットの側で子供達に語っていた女性が、子供達が眠ったのを確認して、布団を子供達にかけてあげていた。

 「なんなんだその暗い話は、初めて聞いたな」

 女性の近くにいた20代後半の男性は女性の髪をなでながらそうつぶやく。

 「今日芝居小屋でこのお話を聞いたら子供たちが気に入っちゃって、話して話してとせがむものですから」

 女性は微笑みながらそう答えた。

 「それにしても心地のいいお話じゃないな、なんだってそんな話がいいんだか」

 「子供なんてそんなものでしょう、怖いもの見たさとか、まだあまりこの話の内容も理解していないようですが」


◇◇◇


 二人の話を盗み聞ぎながら、木の上に寝そべる男が悲哀の表情を浮かべながら月をただただ眺めていた。

 「ああ、姫よ、どこに行かれてしまったのだ」

 その男は胸元まで黒い毛でおおわれており、腕や肩や胸、顔は人のような肌をしていた。

 頭の側頭部から前頭部にかけ両端に前方へ突き出すような角が生えており、背中にはカラスのような黒い羽毛がびっしりと詰まった翼がついていた。

「あれから15年あなたに会える日を・・・」

 その男は月夜に照らされながらその大きくも黒い翼を天に羽ばたかさせどこかへと消えていった。

最後まで見ていただきありがとうございます。

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