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正義  作者: 山田 yamada
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僕と正義

小説家になろう初投稿です(^0^)/


このお話を通して、正義という全ての根本の定義について考えるきっかけとなれば幸いです<(_ _)>



正義とは。



ほとんどの人達が正義とはなんなのかと考えた事があるだろう。



これはヒーローに憧れるある男の子のお話。







「僕は大人になったら正義のヒーローになりたい!」



「どうして正義のヒーローになりたいんだい?」



「強くなって、悪い奴らをとっちめる所をお母さんに見て欲しいんだ!」



「なるほど。ハッキリ言わせてもらうが、ティコ、お前さんのそれは正義ではない。」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




数週間前、



同い年の友達と夢を語り合ったんだ。



友達はパン屋になりたい、お花屋さんになりたいとか、たくさん面白い夢を教えてくれた。



けれどね、色々な夢を聞けば聞くほど、僕の夢はとてもすごくてかっこいい事なんだって自慢げになるんだ。



だからこうやって友達の夢を聞くのが好きなんだ。



僕は正義のヒーローになるために色々なことに取り組んださ。



お父さんがなかなか家に帰って来れないから、僕は自分で自分のことをしっかりこなす。



それに加えて町のいたずらっ子達をとっちめて町の大人たちに自慢しているんだ。



ん?お母さんは何をしているのかって?



実はお母さんは昔、殺されたんだ。







5年前、僕が5歳の頃、



日課だったお母さんとの散歩をしていた。



「今日はいいお天気ね、ティコ。」



「そうだねお母さん。昨日はお散歩出来なかったから、今日はいっぱいお散歩しよ。」



「ふふ。そうね。たくさん色々な所にいきましょ。」



お母さんの笑顔は世界一だ。




そのとき、



向かいから知らない人がこちらにゆっくりと歩いてきていた。



この道は普段誰もいないから不思議だなと思いつつ、歩いていた。



するとね、急にその人が胸元から尖った何かを取り出したんだ。



「逃げなさい!ティコ!」



お母さんがそう叫んで僕の背中を押した。



僕は何が何だか分からず、



「どうして?お母さんは来ないの?」



そう問いかけると、



「いいから!お母さんはあとから行くからティコは先に走って!」



その表情に世界一の笑顔は見る影もなかった。



それが状況の悪さを物語っていて僕はそれを察して、お母さんを心配しながらも走り出した。



僕が走り出して数秒後、お母さんと知らない人がぶつかった。



その直後にお母さんが血を流して倒れた。



正直、僕はその時、お母さんの所に助けに戻る気が全く起きなかった。



それ以上に恐怖が勝ってしまったんだ。





その後何とか町まで僕は戻れたけど、お母さんは今でもまだ戻ってこない。






こうしてお父さんと2人で暮らすことになったんだけど、お父さんは仕事が忙しくて中々家に帰ってこれないんだ。



だから僕は基本1人で生活してる。







そしてある日僕は、



あのお婆さんと出会った。










読んでいただきありがとうございます<(_ _)>

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