日本企業はいつまでその場しのぎで優秀な人を使い潰すつもりだろうか
さて、とある残業が多かった部署において、ITリテラシーの高い女性社員2名とベテランのオッサン2名を入れ替えたら残業がゼロになったそうです。
しかし、まだイケると見て幹部は彼女達に仕事を上乗せしても、給料はオッサン以下のままだそうだったということらしいのですね。
おっさんたちは給料同じなのにゆっくり仕事できていいなーとその状況を喜んでいたけども、結局はやっていられないと女性社員たちがやめてしまい、その後は大変なことになったとか。
業務を効率化して業務時間を短縮すると、それをできる人間は給料が増えずに仕事が増える無限ループに陥り、結局は馬鹿らしいとそういった事をやめてしまうという事例は日本ではかなり多いようです。
年功序列や生涯雇用がなくなったなどと言われても実態はまだまだこんなものらしいが、若くても仕事ができる人間より年をとって仕事ができない人間のほうが給料が高いままではそりゃ誰でもやる気をなくしてダラダラ仕事を引き伸ばして生産性は低下するばかり。
一方中国やアメリカは年令に関係なく仕事ができる人には相応に高い給料を払うから優秀な人間はどんどん仕事をこなしていって企業も発展する。
ごますりがうまく従属性や忠誠心だけが高い人間が得をする日本企業の風土が変わらない限りは日本の企業の再度の成長はないだろうけど、老人たちが死に絶える前に若い人たちが絶望しているのが現実です。
もうどうにもならないだろうとは思いますが、日本企業ではとにかく仕事ができなくても真面目に長く勤めていれば給料が高くなる方式なんですよね。
これは崩壊した共産主義国家ソ連と同じですから、日本もどこかで方式を改めなければいずれ国家として崩壊するでしょう。