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瞳洸(どうこう)  作者: 内山潤
番外編
101/232

101. 怜

「………あ、もしもし。穂積と言いますが、植杉さんいますか。はい、穂積です。




——あ、植杉さん、おはようございます。穂積怜です。………ああ…はい本当に久しぶりで、すみません。はい、元気です。植杉さんもお元気そうで。はい、俺も会いたいです。会いに行きますよ、また。


ところで………え?仕事?ああ、バーテンダーは辞めました。今は織田社長の出版社で編集の仕事を。はい、そうです。ありがとうございます。


あの、今日はお願いがあって…はい。ありがとうございます。

今度、25日ですか、夕涼み会ありますよね?はい。あ、いや、俺は行けないんですけどね、1人、俺のことを探ってくるヤツが行く予定なんですよ。あ、いや、女性です。


いや、不審者じゃなくて、同僚なんですけど紆余曲折があって、俺のこと調べてるんです。………ああ、俺が許可してるんで、それは大丈夫です。


で、夕涼み会で、スタッフの誰かに声かけると思うんですよ、その、倉木百合華っていう28歳…はい、同僚です。()()()()()()です。


お願いしたいのは、最初は通常通り、プライバシーを理由に断って欲しいんですよ。はい。普通に。


それで、もし2回目聞きに来たら、その時は俺の昔のこと話してもらえますか。

いや、大丈夫ですよ、俺本人が許可してるんで。どこまで、ですか?俺はどこまででもいいですよ。

……そんなに気遣わなくてもいいですよ。まあ、植杉さんが喋れるだけ喋ってもらったらそれでいいです。無理やり話せということじゃないんで。


とりあえずその話をスタッフさんに通しておいて貰えると助かるんです。……はい。お願いします。


……はい、ありがとうございます。


はい、わかってますって(笑)顔見せに行きますから。背ですか?伸びましたよ、今185ですから、植杉さんより10センチくらい高いかな。


困ったこと?無いですよ。

必ず会いに行くんで。はい。じゃあ、宜しくお願いします。

はい。失礼します。」

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