ある出会い
今回はちょっと短いです!すいません!
あの「いじめ犯人返り討ち事件」から数日後の放課後、しょうちゃんが買い物に行くから先に帰る!といって帰っていったので、僕は久しぶりに一人で帰っていた。そのとき
「や~い変な髪の毛のやつがいるぞ~!悪魔だ悪魔ー!俺の魔法で退治してやる!!」そう公園から聞こえた。僕は何事かと思い、公園を覗いた。そこで見たのは、一人の女の子が男の子数人が殴っていたり魔法を使われそうになっていたのだ。
僕はとっさに「先生!!ここで女の子が殴られています!!!」と叫んだ。
「やべえ!!逃げんぞ!!」そういって男の子たちは逃げて行った。
僕は、女の子に近づき、大丈夫?と言って手を差し出そうとしたら
女の子は一瞬怖がって身を丸くしてしまった。
「大丈夫だよ。もうあの子たちはいないよ」そういうと女の子は顔を上げてくれた。
女の子「…とうに?…な、の?」ちょっと聞き取れなかった。なので、
「ごめんね。もう一回言ってくれないかな??」僕は、訪ねた。
「本当に…もう、おらへん?もう、大丈夫??」そう言ってきた。
僕は、大丈夫だよ。と伝えた。
「あ、ありがとう!助けてくれて。私はあやね!」
「僕は桜歌だよ。」
よろしくね。と言って手を出してあやねを立たせた。
「ありがとう。おうかちゃん」
ん?勘違いされちゃったかな??
「ごめんね。僕、男なんだ。」そういうと恵音はすごい目を大きく開けていた。
「え!?うそ!?ごめん!!かんちがいしてもーた!!」
ううん。よくあることだから仕方ないよ。と僕はいった
「うぅ、本当にごめんね。でも、なんでそんな恰好しとんの?」
僕は、自分の身体が弱く、女物の服を着て少しでも身体が強くなるようにっていう。母方の故郷の習慣の事を教えた。
恵音は驚いていたが、なるほど!といって納得はしてくれた。
「話してくれてありがとう!…あの、ね?気持ち悪くない??」
「え?ごめん…やっぱり気持ち悪いよね…」と僕は落ち込んだ。
へ!?そっちのことじゃなくて!!と恵音はすぐに訂正してくれた。
僕は何のことかわからなかった。そうしたら。
「私の髪の毛、気持ち悪くない??」一体どういうことなのだろう。
「え?どういう意味?気持ちわるい?とってもきれいだと思うんだけど…」
「うそ…」
うそじゃないよ!と僕は即座に訂正した。
「だって、澄み渡るようにきれいな金?色だよ!!まるで、宝石みたいだ」
と笑顔で答えた。
恵音の顔が赤くなった。そして、涙を流していた。
桜歌「ど、どうしたの!?大丈夫?」僕は焦ってしまった。
恵音は大丈夫。と言った。
「私ね。お父さんがイギリス人なの。だから、この髪はお父さん譲りなの。」
「私は、森山=リビ=恵音っていうの。」と恵音はいった。
恵音「この髪の毛のせいで、さっきもいじめられていたんだ。だから、この髪の毛は嫌いなの」
僕は恵音の言葉を聞いて驚いた。
僕は自分が付けていた髪の毛のゴムを恵音に着けた。
「へ?え??」
「いきなり、ごめんね。でも、うん。やっぱり、あやねちゃんの方が、ずっと似合う!」
僕が着けていたゴムはピンク色のリボンが付いていて恵音の金色の髪にすごくあっていたのだ。
恵音は赤い顔をして、困惑していた。
桜歌「『嫌い』なんていわないで。僕はあやねちゃんのその髪の毛すごく好きだから!」と伝えた。
恵音はさらに赤くなった
「あ、ありっありがとう…!私、初めてこの髪の毛を好きになれたかも…」
それはよかった!と僕は笑顔で言った。
「っ!!あ、えっと、お、桜歌くんはどこの小学校なん??」
和光小学校だよ。と答えると、恵音はちょっと残念そうにしていた。
「そっか…和光小学校なんか…私はね、徳利小学校なんだ…。」
おもむろに残念そうに言った。
「そうなんだ!じゃあ、中学校はどこになりそうなの?僕は久大中学校だよ」
私も!!と恵音はいった。
「じゃあ、中学校は同じだね!」
うん!と恵音は笑顔になった。
「あのね。また、会える?」
もちろん!といい、僕らは家に帰った
それから僕らは毎週土曜日に遊んでいた。
ある日の放課後両親は僕を仕事場に連れてきてくれていた。理由は簡単。両親の職場には本がたくさん並んでいるからだ。僕は本が大好きなので、とてもうれしかった。
まさかここで、僕の人生が180度変わることになるとは、この時の僕は思っていなかった。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
次回から、物語が進んでいきます!(予定です)