プロローグ
ある日の全校集会の最中にそれは起きた。
予想は出来ていたのだがまさかこんなに早く襲撃してくるとは・・・・と頭の中で考えていた俺はため息しながら状況を冷静になりながら観察していた。
襲撃者の魔女は手下二人を連れ高らかに笑っていた。
「この中にいるのはわかってるんだよ!さぁー出てきな出てこないとここに居る連中を殺していくよ!」と魔女は殺気と憎悪を込めて言い放つと手下二人に魔法を唱え能力を強化した。
「やれやれ、さてどう出ようかな?」とため息を吐きながら俺は正体をバレずにどう出ようかと頭の中で考えた。
どうして現代で魔法が使えたり魔女が出てきたりとロールプレイングゲームやお伽話な世界になっているのかをこれから俺が語り部となりながら物語を進めていこうではないか。
俺はよく夢を見るんだ・・・。
黒い着物か袴か知らないが少女が立っていて言うんだ。
「10年前のあなたは死にました。過去のあなたは死んだのだから今のあなたももうじき居なくなります。」と俺はそこで無理やり目を覚ます。
「なんなんだこの夢は!最近こんな夢ばっかりだ!俺マジで死ぬのかよ!?」と台所に行き俺は水を飲んだ。
俺の名前は三国ゆうじ。
平凡な人生を送っている20代。
趣味はゲーム(レトロ)
俺のレトロゲームの定義なんだがまぁカセットはもちろんだがCD型ゲームもレトロだと思う!で今現在はゲーム機を作らなくなったあの会社のゲームがお気に入りだ。
レトロゲーム語りをしだしたらキリがないのでここで終わりにするが語りたい人どんどん待ってるぜ!?
って誰に話をしてるんだ俺は!!
まぁ、人物像などはまたおいおい説明するとして。
ある日レトロゲームがたくさん置いてある某地域に行って不思議な出会いをした。
タイトルは「ダーク・ザ・・・・」とそのゲームにはタイトルが読みづらくワゴンセールの一番上に置いていた。
「おっ!タイトル分からないが70円か。外れ作品でも安いから損はしないや」とテンション上がって購入しそのまま家に帰ってさっそくplayしようとゲーム機に入れて起動させた。
生産中止して10年以上経つがまだまだ現役のゲーム機だったが今日は様子違っていた。
いつもはすぐスイッチを入れると画面が映るのだが今日は一向に真っ暗だ。
「とうとう壊れたかな?あーツイてねぇ!」とボヤキながらスイッチをもう一度押そうとしたその時に魔女?と青年らしき2人の人物が突然現れ「お前の過去の時間を奪う!」と言って2人は画面から消えてしまった。
「おいおい。なんなんだ今のは!?訳がわからん!!」と言いながら俺はポカンと口を開けながら座っていた。
しばらくして、また画面が光りだし少女が映っていた。
そしてその少女は口を開く「10年前のあなたは死にました。過去のあなたは死んだのだから今のあなたももうじき居なくなる。」と俺は少女からその発言を聞くと電流が流れるみたいにビクッと動いた。
最近見る夢の事と一緒ではないか?
しかも少女を見ると真っ黒な着物を着てセミロングな髪、小柄だが顔が整っていていかにも将来和風美人間違いなしみたいだ。
俺は少し見惚れながら「お前、もしかして俺の夢の中に出てきたやつか?」と落ち着いて尋ねてみる。
少女は頭に?を浮かべながら「なんの事?私とあなたと会うのは初めて。」と淡々と答えた。
俺はおかしいなと頭の中で繰り返しながら考えている最中彼女は話す。
「あなたはこれから学生時代に戻ってもらいます。」
「はぁ?ちょっとまて過去に戻るって何??」「そもそも科学的にタイムマシーンを作ることが不可能なのに過去に戻るってどんなトリックだよ!?だいたい見ず知らずの人が画面越しにそんな事言われても信じれるわけねえだろう。」と俺は少女が話している最中に遮って話し返した。
「信じてもらえないみたいね。」「当たり前だろう?」「だったら今からそちらに出るわ。」と会話していると彼女はブツブツと独り言を言っていた。
すると画面越しから光が放たれた。俺は眩しすぎたので目を閉じた。ほんの一瞬だった。目を開けるとそこには実物の少女が目の前に立っていた。
「これで信じてもらえたかしら?」と相変わらずの無表情で話をする。
俺は唖然というか頭がついていけなさ過ぎて思考回路はショート寸前状態。
いかん。いかん。と俺は首を横にプルプル振って両手でバシバシと頬を叩いて気合を入れる。
でも、この子やっぱり美人だな。キレイだな。と見ていた。
「聞いているのかしら?まぁ、続けるわ。さっきも言った通りこのままだとあなたの存在は消されるわ。そうなって来るとあなたのまわりに関わった人間の人生も少なからず影響が出てきてそれが拡大して最終的には今の時代が変わってきて大変な事になるわ。」
「だから過去に戻って魔女を倒せと?この平凡な俺が?」
「そうよ。3年以内に彼女達を倒さなければこの世界はいずれ彼女達の物となる。」
「そんな事信じられるかよ?」と言おうと思ったがでも画面から実際にこの子は出てきたのだから少しは信じようと思う。
「まだ、半信半疑だけど俺の未来が掛かってんだ。行くよ!過去に!!」と言った時少女は笑顔になった。
本当に刹那だけの笑顔だった。
「何か持って行っていいのかよ?」「過去にないものはダメよ。持って行けても手に持てる2つだけ。」
と答えてくれた。
「2つもって行けるのかよじゃあ、俺はこれとこれを持って行く。」「そう。あなた意外と剣術出来るのねわかったわ時間がないから行きましょう。」「おう!わかった!」と彼女はまたブツブツと独り言をつぶやくと光が俺を包んで部屋から消えた。
初めて書いてみました。
文字下手ですんません!