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第62話

 俺の残りのアイテムは3つ。透明の実と加速の実、それとハートポーション。ハートを1つ回復できる命綱だ。

 ベルウッドを倒した俺は、建っていた城の中にいる。とはいえ、自由に動けるのは1階のみ。1階にある部屋は6つ。全員が城の中にいても不思議じゃない。


「敵の位置情報が分からないのが恐怖を煽る。怖い怖い」


 1つ……2つ……3つ……誰もいない。俺の勘が外れたみたいだ。そんじゃ出ますかね。


「!?」


 完全に気を抜いていたところに、いきなりの爆発。誰だよ! こんなとこで爆弾使ってるやつは!


「透明の実で隠れていたとは。だが爆風の中では無意味なのじゃ!」


 おいおい!? 完全にバレてるじゃないかよ! こんな風にバレるとは! クナイやら手裏剣やら飛ばしてきやがって~!


「仕方ない。突っ切る!」


 加速の実を使う。通常の倍の速さで移動できる分、小回りが利かないのが痛い。相手も姿を隠しているみたいだ。変化の実で何かに化けているのか、透明の実で姿を消しているのか。


「もらったのじゃ!」


「しまっ!?」


 まさかクナイに化けていたとは!? まるで忍者のようだ。ハートが1つ減ったぞ。


「あちしと同じ金髪のクセに弱いのじゃ」


「今度はゴッドバレーか。つくづく世界は狭い。ベルウッドといい」


「ベルウッド!?」


「なんとか倒したが大変だったぞ」


「倒した……じゃと……! 聞き捨てならんのじゃ!」


 ゴッドバレーの目付きが変わる。なんか凄く睨まれてるぞ。俺、地雷踏んだのか?


「覚悟しろシュガー! あちしを怒らせたことを!」

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