表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/300

第54話

 なんだここ? いっぱい人がいるんだけど。ていうか無駄に広いなあ。立食パーティーかなんかか。

 キャラメイクは面倒だったから、シュガーをそのまんまコンバートさせた。ゲームの開発会社が一緒で助かったぞ。


「おや。これは奇遇さー」


「キミは、ベルウッド!」


 緑色の髪を三つ編みにしたベルウッドと遭遇。っていうか、まんまかよ。


「みんな面倒みたいでコンバートしてるみたいさー」


「装備もそのまんまコンバートできた。大体の感じも代わり映えしない。本当に新作なのか疑いたくなる」


「それは同感さー。ただの続編だったり?」


「それならアップデートで充分だろう。新作だと謳う必要もない」


 ここから動くこともできないし退屈だ。結のやつはログインできたのだろうか。

 フレンドリストを開いて、リバーアイランドを選択。表示はログイン。ログインしてるじゃん。


「ゴッドバレーもログインしてるさー。多分コンバートしてるはずさー」


 ベルウッドが会場をキョロキョロ見ていると、金髪少女が難しい顔をしながら近づいてきた。ゴッドバレーだ。


「2人もログインしていたッスね」


「どうしたんさー? 珍しく浮かない顔して」


「何かの間違いならいいッス。けど現実ッス」


 ゴッドバレーが、ホログラムのボードを呼び出してログアウトしようとするがログアウトできない。

 俺とベルウッドはゴッドバレーを笑いつつ、ボードを呼び出してログアウトを実行――できないぞ!?


「なんだなんだ。寄って集って青ざめて」


「あ、赤髪……ヤバいぞ」


 赤髪もコンバートしていたからすぐに分かった。いや、今はそれどころじゃないだろう。俺は赤髪に指示してみる。


「……なん……だと……!?」


 赤髪も青ざめた。ログアウトできないってヤバくね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ