表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/300

第49話

 赤井の度重なるストーキングから逃れた俺と結は、家電量販店へ来ている。冷房が効いているからなのが一番の理由だ。

 店内ではテーマソングが流れている。ポップな曲調が気分を不思議と盛り上げてくれる。


「あーあーあーあー」


 結が扇風機に向かって声を出して遊んでる。結なりに気分を変えようとしているのだろう。けど恥ずかしいからやめてくれ。ほかの客に笑われてるぞ。


「結。新作ゲームがあるぞ」


「新作だと? 何か目玉の作品があったか?」


 結がひょこっと顔を出す。ていうか近い。完全に俺と接触しているのにお構いなしだ。


「俺は、特に目ぼしいのはないよ」


「……あたしもないな。惹かれん」


 俺と結の好きなジャンルは一致している。パズルやシミュレーションの類いは苦手なのも一致している。新作コーナーに置かれていたのは、ARのパズルゲーとVRの戦略シミュレーションゲーだった。


「そっか。これからどうする? 行きたいところはあるか?」


「ならばゲーセンに行こう。遊べて涼めて快適だろ」


「何か増えてるのかもしれない。久々のゲーセンといきますか」


 ゲーセンなんて半年ぶりだ。いつも混んでいるイメージがあるから足を向けなかったんだ。結と一緒なら人混みも耐えられる……かも。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ