表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
189/300

第189話

 ククク……アハハハハ!!

 愚かな愚かな愚かなり! 急ぎすぎよ人間。一瞬の焦りや迷いが運命を変えてしまう。希望を絶望に変えてしまうのだ。


「な、なんで!?」


「愚かな。そのエクスカリバーとやらに対しては、ワタシの力が及ばないのは学んでいた。ならば、いっそのこと攻撃させてしまえばいいだけのこと。ワタシが消滅することは即ち、この世界の消滅。今やお前も世界の一部。世界と運命を共にするがいい」


 ワタシを倒すことだけに意識を向けていたことが仇となったな。まだまだワタシの世界には大勢の人間が閉じ込められている。自分の仲間を助けることができて考えが緩んだか。


「俺を誘ったわけか。まんまと嵌められたよ」


「もう後悔しても遅い。ワタシは……世界の核は……」


 ワタシの望みは潰えたが、人間を道連れにできるのならば申し分ない。人間よりもワタシが優れているということを死に際に知らしめることができたのだから。


「デストラ。俺は諦めないぞ。必ず生きて全員帰ってみせる!」


 精々頑張ることだ、無駄な足掻きを。

 さあ、ワタシの世界よ……消滅の……時間だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ