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第177話

「デストラ、だな。万物の頂点――霊長は人間なのだ。そこを目指すのが目的ということは、貴様は人間ではないということになる」


「人間などと同じにするな。ワタシは人間よりも遥かに優れている。人間には不可能であろう? 世界を創造することなど」


「あたしたちもできる。流石に生身で行くことは叶ってないが、体感する術を持っている」


「把握している。VRだろう。あんなものは紛い物だ。人間が自己満足に浸っているにすぎない」


「ほう。随分な物言いではないか。そんなに見下している人間を殺して喜びに浸っている貴様も自己満足者であろうに」


 この女の正体が例の石だとすれば、こいつを倒せば出られる可能性が高い。ならば倒すまで。


「雰囲気が変わった。ワタシを倒すつもりか。忘れたのか? この世界はワタシそのものだということを!」


 クッ!? 身体が重い。


「おねえさま。どうやら、重力を操ったみたいだーよ」


「こんなことで優越感に浸れるとは、貴様も底が知れるのだ!」


 あたしの技ならば何でもないのだ。さっさと切り抜ける。

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