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第124話
神谷転舞、史上最大のドキドキッス。
承が、ばばば爆弾発言をー! 不意討ちすぎッス。
「君たちは、付き合っているのかね?」
「はい」
嘘つけー! そもそも承があちしのことを好きだなんてことも知らない。寝耳に水。
「君に彼女は扱えんよ。子どもの付き合いを続ければ枯れる」
「僕たちは、まだまだ子どもです。子どもの時間を堪能します」
いつになく承が強気だ。ここまで強気の承は初めて見るッス。
「ほう。ならばこうしよう。君と私、どちらか勝った方が彼女を得ると」
「勝負……ですか?」
「私たちはゲーマーだ。ならばゲームで勝負しようではないか」
「どんなゲームで」
「ARダーツでいこう。ユートピアは持っているかね」
「もちろんです。勝負といきましょう」
これは急展開ッスよ。あちしを巡って2人の男があああ!?
どどどどうしよう! 承とダーツが結びつかないッス!




