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01 ステータス

ここはどこだろう。見渡す限り土、土、土、土、土、土。


そして生きている。もうあの時死んだと思っていたのに。手を開き、閉じる。グーパーグーパーする。手も動くし、足も動いた。

なぜだ?なぜ生きている?そして凛が

「こういう時こそ冷静になれ」

と言っていたのを思い出し、深呼吸する。


そして、立ち上がり、あたりを見渡す。凛はいなかった。だが、驚くほど綺麗な水晶と光っている穴、つまりは出口を見つけた。


凛がいないのは何故だろう。そう思いながらも水晶に探究心から触れた。すると禍々しいオーラがその水晶から出て来て、体にまとわりついた。


その瞬間に僕は何もないくらい空間に飛ばされていた。そこで邪悪な感じの声を聞いた。


『導かれし者たちよ。其方らは俗にいう異世界、マティアスと言う世界に飛ばさせてもらった。死ぬ寸前にランダムに7人召喚させてもらった。ダンジョンマスターとしてその地を癒してくれ。ダンジョンマスターとして魔族や、魔物、できることなら人間と共に生きてくれ。我は邪神。世界の共存を尊ぶ者。我が願いを叶えてくれ。』


なんでそんなことしなきゃいけないんだろ?そんなことを思っていると、また声が響いてきた。


『もうこんなめんどいこえださなくていーよね?チェック1.2。あーあー。聞こえてるっぽい?あーじゃあこんちわ。私邪神でーす!勇者とかがすごいなんか召喚したのね?で、魔物たちがすごい殺されてね?大変だよー。だからダンジョンマスターになって、人間と共存して生きて言って欲しいんだー。あーゆーオッケー?じゃそんなことで。じゃー念願のステータスオーップン!自分でさ、「ステータスオープンっ!」ってかっこよく言ってね。厨二っぽいと、好感度アップだぜー?』


「………………すてーたすおーぷん?」


そう言うとなんか光の結晶が集まって文字をかたどる。


《ステータス》

夜崎 陸 職業: 魔王見習い(ダンジョンマスター) 種族:地球人 性別:男

《パラメータ》

レベル 1

体力 126

魔力 2132

精神力 37650

筋力 73

防御力 121

賢さ 894

素早さ 174

《ユニークスキル》

・魔物召喚 LEVEL1

・ダンジョン006スキル LEVEL1

・ダンジョン魔物使役 LEVEL無し

・異世界言語習得 LEVEL無し

・魔物言語 LEVEL無し

・魔法の才能 LEVEL無し

・鑑定眼

・血の支配者 LEVEL1

・くじけぬ心 LEVEL1

・憎む者 LEVEL無し

・幸せを求める者 LEVEL無し

・邪神の加護 LEVEL無し

・地球の知識 LEVEL3

《スキル》

・耐久 LEVEL5

・復讐 LEVEL3

・逃走 LEVEL2

・算術 LEVEL1

・邪炎魔術 LEVEL1



こんなステータスだった。また声が聞こえる。


『じゃあみんな頑張ってねー!困った時はステータスオープンだぞっ♪』


それをきっかけに白い空間は崩れ去り、僕は土の洞窟、つまりはダンジョンに戻ってきた。

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