表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
野生児転生。話が違うじゃないですか!  作者: ふゆよる
【第三章】 森の民との出会い
27/35

サバイバル生活3

今回から少し読みにくい部分が出てきます。

「お前ら!なにやってんだ!!!」


ザっと音を立てて木の後ろから飛び出した俺は

三人の子供が囲んでいる少女との間に体を滑り込ませた。


「よってたかって小さい子いじめて!いいと思ってんのか!!」


「グ、グギャ!!」


「グギャギャ!」


「グ!!」


突然登場した俺に硬直した三人は

グギャグギャいいながら目を丸くしている。

それを俺は右から順番に観察する。

さっき確認したとおりやはり肌は緑色だ。

目つきは悪く、耳は尖り、八重歯がやたら大きい。

腰巻のようなズボンを履いていることから男の子だと分かる。


「男が!女の子囲んで石投げつけるとか・・・バカなのか!」


「グ!グギャギャガギャ!?(な、何言ってんだこいつ!?)」


「グ、グギグギャゲガギギグゲグガ?(お、おいお前何言ってるかわかるか?)」


「グ!ギャギャマガホブゴブリンぎゃ!?(あ!ま、まさか!こいつホブ・ゴブリンじゃ!?)」


「ギャオギャボコボコギギギリグ、ギャガラガギョギャギャ!ギョ。ギョギギャゴギギゴガグ!!!(顔はボコボコで凛々しく、体躯も大きい。そして俺たちと色が違う!!!)」


「ギャ!ギャギャギャ!ホブゴブリンギャ!(に、逃げろ!!ホブゴブリンだ!!)」


俺の睨みが効いたのか、緑の子供たちはギャーギャーいいながら森の中へと消えていった。


「お、おい!まてよ!」


俺の声は虚しく

誰も答えることは・・・。


「ぎゃ・・・ぎゃぎぎゃご・・・(あ、ありがと・・・)」


・・・居た。


「あー、大丈夫か?」


「ぎゃ、ぎゃがやギョギャギャギガーガ(本当に、ありがとうございました)」


「・・・」


「・・・」


「あ、えーと・・・言葉分かる?」


「・・・ぎゃ?」


「・・・」


「・・・」


なるほど・・・。

言葉の壁というものがあろうとは・・・。

異世界転生物なんかではよくスキル【言語理解】とか

そういうのご都合主義で何とかしてくれるものだが・・・。

考えたら俺は神にもチートにも出会えなかったんだった。


「はぁ~・・・・あ~・・・」


「ぎゃ、ぎょいぎゃぎぎぇぎょぎょがぎゃ?(あ、もしかして言葉が・・・?)」


なんか、向こうも言語のこと理解したみたく困ってる。

観察してみる。

さっきまでの緑の肌の子供と違ってこの子は白人系の色の白さだ。

髪も長く女の子らしいが白髪だ。

ストレスか?

そしてなにより・・・ガリガリに痩せている・・・。

良し!

俺は気合いを入れ直した。


「俺の!名前は!ウィル!」


ボディランゲージを大いに活用しながらの自己紹介だ。

生前賢くなかった俺は、ジェスチャーだけで英語を乗り切った!

もちろん点数のことは聞かないでくれ!


「・・・ウィル?」


「そう、ウィル!」


「ぎ、ぎゃぎゃぎゃエギルぎょぎょぎょいがん(あ、私はエギルともうします)」


「・・・?ぎゃぎゃ?」


「・・・エギル」


「あ、あ~!なるほどエギル!!」


「ぎゃ(はい・・・)」


「良し!エギル!!飯にしようぜ!!」


「ぎゃ?」


料理はグローバル

腹が膨れれば、なんとかなるさ!


俺はエギルとともに川へと向かった。





誰も止めるものはいなかった・・・。




会話部分が読みにくかったかと思いますが・・・。熟考の末この形になりました。

他にご意見などありましたら手直し致しますので感想お待ちしてます。


ありがとうございましたヽ(*´∀`)ノ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ