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野生児転生。話が違うじゃないですか!  作者: ふゆよる
【第二章】 太古の森
17/35

森林探査5

ブクマありがとうございますヽ(´▽`)/

カメムシ?の驚異の臭気に唾を吐き続けること数分

ようやく人心地ついた俺はふっと思った。


「・・・なんで虫なんて食べてるんだ?」


と・・・。

かなり今更である。

そもそも元日本人の俺に虫食いの週間なんてない。

どこかのアイドルグループのお嬢様みたいにタケムシや

戦時を生き抜いた爺さんのようにイナゴなんて食べたことなかった。

俺は元日本人だ。

そしてここは森なんだ。

山菜食えばいいじゃないか!

・・・

今の時期は秋

秋の山の幸といえば・・・栗にアケビに・・・

って木の実系か!

とはいえ、そんなの今のところ見たことない。

とりあえず頭上も注意しながら川の探査を続けよう。

気を取り直した俺はダンゴムシを咀嚼しながら足を進めた。



衝撃的な?事実に気がついて早数時間

一向に木の実は見つからない。

だが、俺は目の前に一つの植物が現れた。


突如目の前に現れたソレは

地面に白い大きな根のような物が地上まで覗き

そこから青々とした葉が生えている。

結論を言おう。

たぶん、カブかダイコンだ☆

それがぱっと見数本目の前にはえている。

神よ、森の神よ

ありがとうございます。

この森に入って数日、久しぶりの野菜だ

こんな森の中に野菜があるとは思わなかったがこれは幸運だ。

俺は喜び勇んでダイコン?の葉を両手に握る


「うおりゃ!・・・うぉりゃっ!!」


一気に力を込めて引き抜こうとする

ダイコン?はびくともしない。

俺はふっと幼少期に読んだ大きなカブの童話を思い出した。

これは見た目以上にでかい!

間違いない!

俺は皿に力を込める


「りゃあああ!!りゃあああああ!!!」


だが、びくともしない。

まるで根が大地にしがみついているようだ。

俺はダイコン?の根の周りを掘り返し、再度力を入れる。


「うぉりゃああああ!うぉりゃああああああああああ!!!」


森に俺の声が響く。

遠くに鳥の羽ばたく羽音が聞こえる。

俺の食への気迫に飛び立ったようだ!

俺は再度力をいれる。

雄叫びのように声を張り上げ力を増す


「うりゃあああああ!!!うぉおおおおおおおおりゃあああああああああ!!!」


そして


「うりゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


ソレを大地から引っこ抜いた!

勝った!

良くわからないが勝利した!!


が、その時

引き抜いたソレと目があった。


「は?」


それは、うねうねと動き、まるで人のような形で・・・




『い”や”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』




この世の全てを呪いそうな超絶不気味な叫び声を上げた


「カハッ!!!!!」


瞬間、俺は鼻と口から盛大に吐血し意識が遠のく。


闇に落ちる瞬間、ソイツが



ワラッタヨウナキガシタ・・・・。








ありがとうございます!!

ヽ(´▽`)/

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