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野生児転生。話が違うじゃないですか!  作者: ふゆよる
【第二章】 太古の森
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森林探査3

喉を潤し何かを失った俺は

朝から握り締めていたカブトムシの幼虫を食べてその日は寝た。

光の少ないこの森は夜になるのが早い。

そして夜の暗闇は完全なる闇だ。

数歩先すら見えないのに、歩くことなど到底できないからだ。



翌朝

ピチャリとした冷たい感触に目を覚ます。

顔の上にある草から水滴が落ちたらしい。


「・・・!!」


俺は一心不乱に草の葉に付いた水滴を舐めとる。

足りない。

俺は草をムシって、口に突っ込む。

気分は草食動物だ。

苦い、とてつもなく苦い。

カブトムシはアーモンド味がしたのに

なんて草はまずいんだ!

それでも水滴を求めて草を食む。

周囲の草がなくなり手についた水滴を舐めとって一息つく。

完璧に喉が潤うなんてことはないが

・・・正直、オシッコ飲むよりましだった。


周囲を見回し腐葉土の辺りを手で探る。

朝食探しだ。

もそもそと手でかき分けること数十分。

見つけた朝食はこちら


ヤスデ?

全長20cm↑とかなりデカイ

細く、短い多数の歩脚がある。

ムカデに似てるがこの間食べたムカデみたいに顎がない。

つまり毒がない。

・・・と、いいなぁ。


ダンゴムシx15匹

全長・・・は丸まっているので分からないが

直径3cmくらいある。

デカイ。

確かダンゴムシは分解者とか呼ばれることもある虫だ。

良くわからないが、たぶん毒がない。


さて、以上が今回の朝食となる。

ヤスデを食べれたらお腹が膨れそうではあるが・・・。

こいつ毒持ってそうなんだよな・・・。

むう。

俺はとりあえず

ダンゴムシを口にほ織り込んでみた。


ムッチャムッチャムッチャ


奥歯で潰すとなんか汁が出てきた。

味は・・・しない。

もう一匹口にほ折込咀嚼する。

やっぱり味はしなかった。

ただ、これ量は多いのでお昼ご飯にしようと思う。


そして俺は


左手に握るヤスデに目を向ける。

以前食べたムカデは俺の意識を飛ばす毒?を持っていた。

・・・。

南無三!!!


俺は、頭を避けるようにその腹に噛み付いた。




体液がココナッツ味だった。





ありがとうございますヽ(´▽`)/

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