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野生児転生。話が違うじゃないですか!  作者: ふゆよる
【第二章】 太古の森
13/35

森林探査1

本日より本編開始です。

ぷ~~~~・・・

・・・・・ぷ~~~~~ん

・・・パチン


蚊の不快な羽音と反射的に叩きつけた自分の平手で

目を覚ました。

痒い・・・。

ん・・・。

周囲からなんだか酸っぱい匂いが・・・

あ・・・。

潰れたムカデが胃酸にまみれて吐き出されていた。

どうやら寝ゲロしたらしい。


記憶を思い返す

森を何日も彷徨って、空腹に我慢できずに

プリプリとした体のムカデを食べたんだ。

で、少しして腹が痛くなって・・・。


毒・・・かな?


何はともあれ、今は体に異常なしだ

そして空腹も絶好調だ

腹の空腹メーターがデッドゾーンだ

・・・とにかく水場を探そう。



起きてから数時間が立つ

方位磁針もなにもないのでとにかく真っ直ぐ歩いている。

つもりだが・・・正直自信ない。

富士の樹海で迷っている気分だ。

見渡す限り森、目に入る景色は変わらず。

自分の居場所も定かではない。

とにかく水場を探さないと・・・。


「お腹すいたなぁ・・・」


トボトボと歩みを進める。

アレから何時間経ったかな

未だに水場に付かない。

溜息とともに視線を下げた時、目の端にそれはいた。

はっとそれを見つめる。

白くて

プリプリしてて

Uの字になったそれは、とある菓子見えた。

いや、それはいい。

・・・うん。

木の根元にいるそいつは

カブトムシの幼虫だ。


「・・・ごくり」


つい今朝方ムカデの毒で殺られた

でも、カブトムシの幼虫なら・・・

毒はないんじゃないかな・・・?

俺はフラフラとその場に向かい

躊躇なくそいつを掴む。

掴んで思ったけど、カブトムシの幼虫ってこんなでかかったっけ?

つまみ上げたそいつは俺の手のひらよりも大きかった。


うねうねうね

うねうねうね

うねうねう

俺は躊躇なく口に入れた。


もちゅもっちゅもっちゅ

咀嚼する。


アーモンドの味がした。



追加注文で周囲を探してみた。






ありがとうございましたヽ(´▽`)/

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