転生したぽい
今回より開始です。
ネタ自体は随分前から考えたものなので
プロットにそってちゃんと描けるかが不安
(; ̄ェ ̄)
朝の光に目をさますと
全身蚊に噛まれまくっていた。
「だぁもう!森で寝たんだ!そうなるよね!」
左腕たけで五ヶ所、顔も数ヶ所さされて膨れてる。
「ちくしょう、あの村の奴ら絶対許さないからな」
俺は半泣き状態で立ち上がると水場を求め移動した。
どこまで歩いても見渡す限り森。
周りには木しかない。
どれほど歩いたか分からない。
もう、数日は何も口にしてない。
疲れと空腹でとうとう俺は倒れた。
どれ位意識を失っていたのだろう。
頬に当たる違和感に意識が浮上する。
カサカサカサ
頬の上、目の前にムカデの様なゴキの様な蟲がいた。
ごくり
唾を飲み込む音がなる。
俺は躊躇しなかった。
ガサガサ動くそいつを
食った
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
この世界で初めて目を開いた時は流石に混乱した。
視界はぼやけ、周囲の人間が何かを言っているが頭に入ってこなかった。
たぶん危ない状態なんだろうと考えた。
会社からの帰り、駅のホームでぼうっと電車を待っていたら、後ろから順番抜かしでベビーカーを引いた子連れの母親がきた。
常識知らずが
そう侮蔑の視線をやればスマホゲームに夢中。
はあ、とため息は漏れるが注意は面倒だ。
『まもなく、2番線に電車が参ります』
アナウンスが響き俺は降車してくる人ように横にずれるが、この子連れはその場を動かない。
イラつきながら電車がホームに入って来るのを眺めていた時、それは起きた。
母親の腕が当たってベビーカーがホームに落下しようとした。
俺は条件反射的に動いた。
母親を押しのけ、ベビーカーをホームに無理やり引っ張った。
そして、代わりに俺が落ちた。
たぶん今俺は病院なんだろうとおもった。
だが、おかしい見える範囲にはダサい私服の男女しかいないし、医療機器もない。
だが、身体は動かない。
混乱していた俺に女が手を伸ばしてきた。
デカイ
俺を女は軽々抱き抱える
バカな、俺体重75kgやぞ!
なんて、考えはすぐに霧散した。
ちらちら見える自分の身体は小さくまるまるしてる。
あーなるほど俺、赤ちゃんか。
で、この男女が親か。
前世そういった小説を仕事の合間に読み漁った俺は
自分が転生した事に察しがついた。
つう事は、俺は死んだのか。
異世界転生なら神様や女神あたりと邂逅してチートを貰えるはずだが、俺にあった記憶が無い。
てことは、輪廻転生か?まぁ、前世の記憶ある分チートはチートか。
周りの子供しだいで学力無双だな。
良し、新しい人生をたのしもう。
俺は優しそうな母にだかれ、決意を胸に眠りについた。
ありがとうございます
よければポイントおなしゃす。