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流星少女  作者: 藤崎悠貴
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流星少女 3

  3


 土曜日の朝、作った八個の恒星を持って学校へ行く。

 当然のように宇宙人もついてくる。まさかとは思ったが、本当に宇宙人はうちに泊まっていった。ベッドは妹のものを借りたらしく、妹はおれのベッドを使い、おれははじき出されてソファで寝た。おかげで首が痛い。肘置きに頭を置いて寝たら、すこし高すぎたらしい。

 片手に恒星が八個入った紙袋を持ち、もう片方の手で首をさすっていると、宇宙人は不思議そうな顔で、


「肩こりですか。あなたは男性なのに」

「寝違えだ。よく肩こりを知ってるな、宇宙人なのに」

「地球のことはだいたい知っています」と宇宙人は自慢げに笑う。「肩こりとは筋硬症の一般的名称であり、俗に乳房が大きな女性に起こりやすい症状といわれています」

「ちょっとちがうけど、まあ、いい。宇宙人のくせにどこからそんな知識を仕入れるんだ」

「これです」宇宙人は自分の腕を指さす。「これで情報のやりとりができるのです」

「腕時計か?」


 銀色の、ちいさなものだ。ベルトで腕に止められている。どう見ても腕時計のようにしか見えないが、たしかに文字盤にはなにもなく、長短の針もない。代わりに、周囲にいくつかのスイッチがある。


「このスイッチはなんだ」

「あ、いけません」宇宙人は慌てて腕を引く。「これを押すと大変なことになるのです」

「なんだ。爆発でもするのか」

「そう考えても間違いではありません」

「物騒なもんつけてるんだな、宇宙人って。間違って押したらどうするんだよ」

「間違えることなどありません」宇宙人は胸を張る。「なにしろ、宇宙人ですから」

「よくわからん。こっちのスイッチは。これも爆発か」

「これは言語の切り替えです。いまは日本語に合わせてあります」


 翻訳機のようなものか、と思い当たる。だから、ごみがどうのこうの、という言葉のあとに日本語が聞こえてくるのだ。こちらの日本語も同じように翻訳され、ごま状のごみがごみ袋いっぱいにごみとして捨てられているごま、というような言葉になって宇宙人に聞こえているのかもしれない。イヤホンのようなものは見当たらないが、おそらくなんらかの方法で音を伝えているのだろう。


「ここへきてはじめて宇宙人らしい道具を出したな。ほかにもなにかできないのか。こう、ぱっと立体映像を出したり。スターウォーズみたいなやつだ」

「うちに帰れば、あります。これではできません。携帯用の簡易装置ですから」

「すごいな。はじめて宇宙人を尊敬するよ」


 立体になったスターウォーズか。きっと宇宙人にも娯楽はあるだろう。宇宙人は好かないが、それは見てみたい。

 今日もバスに乗り、学校へ向かう。今日はすこし乗客がすくない。土曜日で、仕事は休みのところもある。学生は相変わらず通学しなければならないが。不公平だが、社会人はだいたい学生時代にそんなことを考えながら社会人になったんだろう。不公平だと憤るほうから、ほくそ笑むほうへなったわけだ。羨ましい。

 最寄りのバス停で降りて、学校へ向かう。ときどきおれと同じように紙袋やら手提げ袋を持っている生徒がいた。ほかの部でも学園祭に向けて準備が進んでいるのだろう。しかし規模でいえば天文部がいちばん大きい。宇宙を作っているのだから。

 二日目にもなると、だれも宇宙人がいることを疑問には思わない。当たり前に挨拶をして、宇宙人は相変わらず「おはようございます、こんにちは、こんばんは、おやすみなさい」だったが、とにかく人間と同じようにコミュニケーションをとり、授業を受ける。たまに、先生が宇宙人を当てたりする。すると宇宙人は、周囲を観察してどう振る舞うべきか理解しているから、前へ出て、黒板に正解を書き、自慢げな顔をする。先生は感心したような顔で、みんなもこの宇宙人さんを見習うように、と言ったりする。おかしな世界だ。宇宙人を見習え、とは。

 昼を過ぎ、授業がすべて終わると、おれは昨日作った恒星を持って天文部の部室へ向かった。当然、宇宙人もついてくる。なにも手伝わなかったくせに。

 部室にはすでに木下がきていた。いつもの場所、つまり部屋の隅で黙々と土星を作っている。おれのように新聞紙を丸めて中心を作るのではなく、発泡スチロールのようなものを丸くして、ほぼ完全な円形に仕上げていた。いまはどうやら輪を作っているらしい。どうやっているのかと思えば、土星に何本か細い棒を刺し、そこに透明なテープを貼っている。いまは土星の周囲に透明な輪がある状態だ。


「色は塗らなくていいのか」とおれは声をかける。「土星は茶色だろ」

「黄土色だ。これから塗る。輪の位置を決めてから」

「はあ、大変だな。土星だけやたらとよくできるんじゃないか」


 太陽系の惑星を担当しないでよかったと改めて思う。おれには、あれほどの根気をもってひとつの星を作るなんて無理だ。新聞紙を丸め、できるだけ丸くなるように色つきのテープを巻くのが精いっぱい。その作業でさえ、八個作った段階で飽きて、最後は丸めた新聞紙でミケの相手をしていた。猫だから、丸いものが目の前でちらつくと、手を出してくる。それよりも早くおれは丸めた新聞紙を引く。そしてまたミケの前で振る。人間も猫も楽しいのか楽しくないのかよくわからないが、一時間くらいぼんやりそうしていると、もう寝る時間だった。


「輪はどうやって作るのですか」と木下の手元を覗き込みながら、宇宙人。

「輪はひとつじゃない」と木下。「明暗がすこしずつちがう輪がいくつかある。そのすべてを再現するのは無理でも、三つは明暗の差をつけて作る。これがないと土星とはいえない。できれば衛星も全部つけたいんだが」

「六十個以上ある衛星をか」

「まあ、模型では再現できないものも多い。衛星は諦める。もうすこし時間があればできるはずだ」


 木下は、来年もこの模型をやるつもりなのかもしれない。二年で副部長を任されている木下だ。来年は三年になり、ほぼ確実に部長になる。そうなったら好きなことをやり放題で、木下が宇宙の模型をやるといったらだれも止められないだろう。

 そうなったら土星作りだけで満足させようと思いながら、おれは資料として使っている天体図鑑をめくった。十年ほど前に出たやつだ。まず学校の図書室に入って、それを天文部が借りている。おれが天文部に入ったときからあるから、最低でも二年は借りていることになる。誤解されては困るが、なにも盗んだわけではない。返せ、といわれたら、すぐに返す。しかし向こうが返せといわないから、いまでも借りている。天文部以外、だれもこの天体図鑑は読まないのだろう。悲しい話だ。

 天体図鑑には、当時わかっていたかぎりの情報が書いてある。日進月歩の科学で十年という年月は長い。しかし星は、それよりも長い時間を生きている。シリウスは、ベガは、リゲルは、人間が空を見上げるずっと前からそこにいる。地球上から人間が消え去ったあとも存在し続けるだろう。だからこそ美しいのだ、という気がする。人間なんかでは想像できない時間、絶対に到達できない場所にいるからこそ、美しい。

 すこし部長や木下に毒されたかな、と思う。柄にもないことを考えてしまった。そのうち、仲本に影響を受けて、宇宙人は存在する、なんて言い出すかもしれない。宇宙人は、存在するかもしれないが、それを大声で叫びたくはない。

 天体図鑑をぱらぱらと捲っているうち、部長がやってきた。おれと同じように紙袋を持っている。そのあとから仲本がくるのを待って、各自それぞれ作ったものを机に出した。おれと部長は太陽系の目立つ恒星を作ったが、詳細がよくわからない星だけに、どれも同じような大きさと色になっている。しかしまあ、こんなものだろう。

 太陽系の惑星を担当する仲本のほうは、まず太陽を作っていた。直径が三十センチほどの、黄色い球体だ。なかなかきれいな円形になっている。


「これ、実はなかにバスケットボールが入ってるんですよ」と仲本は太陽をぽんぽんと叩く。「使わなくなったボールが家にあったんで、それに黄色いテープを巻いたんです。なかなかいいアイデアだと思いません?」

「たしかにいい出来ね」部長も満足げに太陽の表面を撫でた。「それに比べて、高市の星ときたら。なに、これ。ごみ?」

「ごみなわけありますか」とおれ。「星ですよ。リゲルです。いや、プロキオンだったかな」

「それで、こっちが」と部長はベテルギウスを持ち上げる。「赤いごみ?」

「ベテルギウスです。どこからどう見ても」

「たしかに歪んだ感じはしますけど」と仲本。「名前っぽいといえば、名前っぽい」

「せいぜい、くす玉の失敗作よね」

「部長のだって、大差ないくせに」

「円形って予想以上にむずかしいわ」

「どうして天体って円形なんですかね。四角なら楽なのに」

「中央から周囲に対してほぼ等しく働く引力の影響ですね」とまじめに宇宙人。「ただ気体などで構成され、かつ自転が速いものは遠心力などもあって楕円になることもありますが」

「とにかく、作り直しね」と部長。「恒星は全部作り直し。もっと考えましょう」

「あの、水星なんですけど」と仲本。「月をちょっと大きくした感じでいいんですか。資料を見てもそんな感じなんですけど」

「月は一応つるんとした形で作るから、水星はクレーターを目立たせてもいいかもね。月はほら、地球のまわりに置けば、月ってわかるでしょう。水星は単体だから、それだけで水星ってわからないと。そのためにはクレーターを作ったほうがいいわ。それか、クレーターみたいな模様をつけるとか」

「クレーターかあ」仲本は眉根を寄せる。「ボール丸ごと作戦ではできませんよね」

「おれたちには訊かないほうがいいだろうな。作り直し組だから。訊くなら、そこで黙々と土星を作ってるやつのほうがいい」


 おれは関係ない、というような顔をしても会話は聞いていたらしい木下は、すこしだけ振り返って、


「表面に細いペンかなにかで書けばいい。おうとつは、明暗の差だけで作れる」

「なるほど。それじゃあ時間がかかるから、後回しのほうがいいかな。先に作りやすい金星とかを作って、時間がある分だけしっかり作ったほうがいいですよね。でも、地球はどうしたら」

「それも絵にするしかないだろうな。まあ、がんばれよ」

「他人事みたいに。わたし、絵はあんまりうまくないんですよね。でも、仕方ないか」


 絵は下手だといっても、おれや部長よりはましだろう、という意味での「仕方ない」なのだろう。事実そのとおりだが、図星というのも腹が立つ。


「みなさんやることがあっていいですね」と宇宙人。「わたくしもなにかお手伝いしましょうか」

「絵は、うまいのか。とりあえず地球を書いてみろ」


 おれはノートとペンを渡す。宇宙人は、しばらくしゃべらずにペンを走らせた。そのあいだ、頭の上の耳だけがぴくぴく動く。あたりを窺っているのか、それとも別の意味があるのか。犬の尻尾のように、よく動いているからご機嫌、というわけでもないだろう。しかし宇宙人は鼻歌を唄いながら絵を描いている。本物のうさぎの耳とはちがって、ご機嫌なときには小刻みに動かすのかもしれない。

 全員、その様子をぼんやりと眺めるなか、宇宙人は顔を上げた。


「できました。地球です」


 ノートには円が書かれている。それも歪な円だ。でこぼこしていて、いかにもバランスが悪い。おまけに、やけにでかい大陸がひとつあり、ほかは海のように書かれている。


「宇宙人は絵が下手なのか、それともこいつが下手なだけなのか、仲本、どう思う」

「うまい下手というのは結局人間的な見方ですから」仲本は宇宙人を横目で窺いながら言った。「その、宇宙人にはこう見えている、というだけで、画力はわかりませんよね。ほら、よくいうじゃないですか。自分が見ている赤色と他人が見ている赤色が同じ色とは限らないって。宇宙人はやっぱり地球人とはちがう目の構造とか、ものの見方をしてるんですよ」

「われながら上手にできたと思います」と宇宙人は胸を張る。「それで、なにをお手伝いしましょう?」


 宇宙人の目は輝いている。どんな仕事をもらえるのだろう、と楽しみで仕方ないらしい。耳もぴくぴく動いている。

 部長は、おれの背中を軽く叩いた。おまえが言え、ということらしい。部長はいつもそういう汚れ仕事をおれにさせる。そして自分は知らん顔で、天体図鑑をめくる。相変わらず卑怯だ。


「あー、おまえは、そうだな」おれは言葉を選びながら言った。「しばらく待機だ。その、重要な戦力だから、いざというときまで休んでもらう。わかるな」

「待機ですか」宇宙人はしばらく考え、笑顔でうなずいた。「わかりました。わたくし、待機します」

「そう、待機だ。頼むぞ」


 相手が宇宙人でよかった、とおれは息をつく。やはり、宇宙人には行間を読む、ということができないらしい。人間相手なら、きっと言葉の裏にある意味に気づいただろう。


「そういえば太陽系外の星に関してだけど」と部長が話題を変える。「アンドロメダは、有名だし視覚的におもしろいから作るとして、北極星はどうする?」

「ベガですね」と宇宙人は天体図鑑を覗き込んだ。

「ベガじゃない、ポラリスだよ」とおれ。

「ポラリス?」宇宙人は不思議そうな顔をする。


 おれは天体図鑑の星座のページをめくり、北の空のこぐま座を指さした。


「これだよ。ベガはここ。もっと南のほうだ。そういえば、ポラリスは北極星だけどそれほど明るいわけじゃないんだよな。作るとしてもどんなふうに作るか」

「北極星は有名だから、できれば置きたいけどね」と部長。「北極星を基点に星座を考えることも多いし」

「星座を作るなら、一等星以上の星も大量にいりますよ。有名どころだけでも、かなり使うし」

「夏の大三角は全部入れたいわよね。はくちょう座は星座でもめずらしく星の並びがきれいだし。ベガとアルタイルは有名な逸話もある分説明もしやすいし。そうなってくるとペガススのほうも入れたくなってくるけど」

「きりがないですよ、それじゃあ。北極星を入れるなら、こぐま座も入れたほうがいいだろうし。こぐま座があるならおおぐま座、それならいっそりゅう座も、となると無限に星が必要になる」

「まあ、マイナーな星座は省くとしても、小学校で習うような星は入れなきゃね。ポラリス、ベガ、アルタイル、デネブ、ついでに四辺形も入れて、季節はちがうけどほかの一等星や有名な星座も入れて」

「あと五日でできますかね」

「やるしかないでしょう。明日は休みなんだから、一日かけてやればかなりできるはず。ただ、新聞紙を丸めて完成っていうのはなしだから」

「いちばん楽で金もかからないのに」


 仲本は、いまからクレーターを書く練習をしている。その奥では木下がなにも言わず土星を作り続けているし、宇宙人は興に乗って鼻歌まじりに下手な絵を描いている。おれも、できるだけ簡単にできてそれらしく見える星の作り方を考えた。星の作り方、というとなんだか神にでもなったような気分だ。実際は新聞紙を丸めてテープで留めただけにしても、それが星であることには変わりない。そうしてできたものは、やはり宇宙だ。

 手作りの宇宙。もしおれが神なら、きっとうさぎの耳を生やした宇宙人なんてやっかいなものは作らない。


「あ」と宇宙人が不意に顔をあげる。「忘れていました。実はみなさんにご相談したいことがあるのですが」

「ご相談?」木下も振り返る。

「そうなのです。今夜、どなたかの家に泊めていただけませんか」

「はあ?」と部長。「昨日は高市の家に泊まったんでしょ。今日も高市の家にいけばいいじゃない」

「ちょっと」とおれ。「他人事だと思って」

「高市の家に泊まってるかぎり他人事だもの」

「後輩に対する愛情はないのか」

「ご愁傷さま、とは思うわ」

「どうして高市先輩の家じゃだめなんですか」と仲本。「もしかして、なにかあったんじゃ」

「宇宙人と、か? 猫と宇宙人の戦いなら見たけどな」

「地球人の調査のためにわたくしはここへきたのですが、ひとりを調査するだけでは正確な結果は導き出せないのです」宇宙人は言った。「そのために、すくなくともあと何人か密着して調査したいのですが」

「どうしてわたしたちが宇宙人に協力しなきゃいけないのよ」と部長。「いえ、仮によ、仮に、あなたが宇宙人だったら、ということで、そんなこと信じていないけど」

「うちに泊めてあげたいのは山々なんですけど」仲本は悲しげな顔。「このあいだ犬を買ってもらったばかりで、あんまりわがままをいえるような感じじゃなくて」

「犬の次は宇宙人か。たしかにつらいな」

「うちもだめだ」と木下。「いま単身赴任の親父が帰ってきてる」

「久々の家族団らんの邪魔はできないな。と、なると」おれは部長を見る。「残りはひとりですね」

「う、うちだってだめよ。いいわけないでしょう。宇宙人なんて」

「でも、宇宙人は存在しないんですよね」ここぞとばかりにおれは攻める。「散々言ってたじゃないですか。それとも、宇宙人は存在するって認めたんですか」

「認めないわ。宇宙人なんて存在しないもの」

「じゃあ、こいつだって宇宙人じゃなくて、ただの人間なわけだ。だったら泊めてあげるくらいは別にいいんじゃないですか。友だちとして」

「友だち?」部長は信じられないという顔。「あなた、やっかい払いができると思ってるでしょ」

「別に場所もとらないし、な?」

「はい」と宇宙人はうなずく。「一畳あれば眠るには充分です」

「部長、いいじゃないですか。宇宙人を泊めろって言ってるわけじゃないんだから」

「でも、そんな。決定なの?」

「部長の家以外にありませんから」

「お世話になります」と宇宙人は頭を下げる。「ふつつかものですが」

「信じられないわ」


 部長は脱力したように腰を下ろす。しかし、論理的にいってそれは避けられない結論だった。

 宇宙人は、おれの後ろから、部長の後ろへと移動する。つきまとう準備は完了、ということだ。これで今日はベッドで寝られる。


「ねえ、宇宙人ってなにを食べるの?」部長は疲れきったように呟く。

「なんでも食いますよ。人間が食えるものなら」

「まさかうちに宇宙人がくるなんて」


 もはや宇宙人ではないとは言っていられないらしい。いつもおれにやっかいごとを押しつけるつけがまわったのだ。おれはにやにやしながら、新しい被害者、いや、被験者を眺めた。

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