雪女、かごめかごめ、アニメ
ふと、かごめかごめをして遊んだ頃を思い出した。
あの頃は良かったな…。
「仕方ないでしょ? 私は雪女、あんたは人間」
俺達、一緒には暮らせないのか?
「アニメじゃないのよ? 無理ね」
けど、俺はおまえが好きだ。
雪女が真っ赤になって訴えた。
「私は『好き』なんて熱い気持ちを持ったら融けちゃうわ!」
なんで熱いって知ってるんだよ。
泣きながら彼女は言った。
「バカね…」
彼女は穏やかに微笑んだけれど、それが最後の言葉だった。
うー。何でこんな話になっちゃったんだろう…。雪女の彼女は、もう随分と前から覚悟していたけれど、でも、その想いを認めざるを得なくなった瞬間。そして、自分だけの想いじゃなかった事を知って、想いと一緒に運命を受け入れた。 雪女の設定(?)にそんなのがあるなんてのは聞いたことは無いですけど、書いているうちに、そうなってしまいまいした…。
悲しいお話になってしまって、書きながら落ち込んでしまいましたけど、でも、お話としてはこうせざるを得ないなぁ、なんて思ってしまい、そう書いてしまいました。
昔だったら、そんなお話はイヤー!で書かなかったかなぁ? むーーー。