薬草、死人、管楽器
おにーさん、おにーさん。
これ、すごいのよ?
え? 何がって、魔法の管楽器よ!
「ただのトランペット?」
違うわよ。
吹けば吹くほど気分が良くなるの。
ほら、やってごらん?
ぱらっぱっぱー。 ぱらっぱー。
「ホントだ! 何だか、爽快な気分だ!」
すごいでしょ? だって、魔法の薬草が仕込んであるんだから!
「え? それって? ……」
バタン
あら、強すぎた?
お代、まだ貰ってないのに……。
ま、死人に口なしだからいっか。
次、探さなきゃね。
お題の一つ、薬草をちゃんと使えてなかったので書き換えました。さて、「私」は誰でしょうねえ? 麻薬の売人でしょうか? それとも妖怪の類? どっちかっていうと、妖怪の類のイメージでしたけど、まぁ、どっちでもいいか。でも、旧の方がお話としてはマトモだったかなあ?(音楽好きの幽霊、という事で! 幽霊かな?もしかしたら、ゾンビ? 踊りだした死人だもんね…。)だから。旧作は、下記で、当時の私のコメントは「音楽好きの幽霊、という事で! 幽霊かな?もしかしたら、ゾンビ? 踊りだした死人だもんね…。あはは、これも続けて意味不明だあああ。」でした。
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管楽器の華と言えば、トランペットよね?
ぱらっぱっぱっぱーら、ぱらっぱっぱっぱーら。
そう、この軽快なリズムが楽しいのよね。
たとえ死人でも踊りだしちゃうでしょ?
音楽ってさ、好きな人はホントーに好きだよね?
バカにつける薬はないって本当だよねって感じ。
だから、毎日毎日。
ぱらっぱっぱっぱーら、ぱらっぱっぱっぱーら。
あーあ、でも、何だか気分がのらないなぁ。
夏もそろそろ終わりだし。
そろそろ、お墓に帰らなきゃね。
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