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鉱脈、神、昆布
僕は、山で鉱脈を掘っている。
朝早くから夜遅くまで、一生懸命に働いている。
けど、生活は楽じゃない。
妻は、そんな僕を心配してくれている。
だから、お弁当には色々な工夫があった。
「昆布はカルシウムがいっぱいあって、健康にいいのよ!」
今朝はそう言っていた。
そのお弁当を美味しく食べ、また一生懸命に働く。
お。何かが出てきた。 今度は何だろう?
丁寧に土を払いのけた。
「ちぇ、また貧乏神だ…」
そう。ここは神様の鉱脈だ。
恵比寿様を掘り当てれば、億万長者になれる!けど、出てくるのは貧乏神やら疫病神やら…。まぁ、埋められてしまった神様なんだから、ろくなもんじゃないかも?(なんていったら罰が当たりますかね?)それでも、夫婦で一生懸命に生きている。そんな人でした。
うーん。コメディなのか、ほのぼのなのか、イマイチはっきりしませんね…。