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星座、投げる、洗面器
星座がきれいな、星に手が届きそうな、そんな日は…。
石を拾い夜空に向かって投げる。 普通は何も起きない。
けどその日は、投げた石が「コンッ」と星に当たり、その星が落ちてきた。
僕は慌てたけど、何とか星を洗面器で受け止めた。
その星は、とてもきれいだった。
迷わず、その星を飲み込んだ。
それが魔法遣いになった夜…。
いや、僕はハウルじゃなかった。
僕は魔法遣いではなく、星になってしまった。
さぁ、誰か石を投げないかな?
イメージとしては、ハウルがカルシファーと出会った時のシーンなんですけど、ハウルは石なんか投げてないし、ねぇ?何ででしょ…。 まぁ、星を飲み込んだら、星になっちゃう。そういう呪い、という事で…。 次の人に呪いを移すまでは、夜空で輝く星になってしまいました。って我ながらよく分からない…。