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火事、見習い、紋
私たちは見習いの精霊だ。
きちんと修行して、試練をくぐり抜ければ、晴れて一人前になれる。
神様の許、私たちは一生懸命に修行した。
今日、無事に修行を終え、私たちは神様から精霊の紋をもらえる。
「おまえは水の精霊だ。 水を司り、世界を潤すように」
「きみは火の精霊だ。 世界を暖めるように。 が、火事には気をつけなさい」
そして、いよいよ私の番。
「きみは、物語の精霊だ。 人々に夢を与え、豊かな世界を創るように」
「はい!」
最初は、消防士の見習い?とも思いましたけど、それじゃ芸が無いなぁ、と考えました。魔法使いだと、このラストには出来なくて、精霊になりました。妖精でも一緒ですね。さぁ、物語の精霊は、今、どこにいるんでしょう?
はい、ここにいまーす。ナンチャッテ。