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くつ下、絨毯、月
昨夜、夢を見た。
とても素敵な夢だった。
夢の中では、魔法の絨毯に乗って空を翔んでいた。
好きなところに行けた。
世界中を飛び回った。
最後には、お月様のうさぎさんにあいさつもした。
本当に素敵だった。
でも、本当に行きたい所にはいけなかった。
幼い頃は、クリスマスの朝、欲しい物がくつ下に入ってたりした。
けど、もう私は大人だ。
それに、欲しいのは物なんかじゃない。
あの人のとなりに居たい。
そう言える、私自身の勇気だ。
文学少女風三題噺作成からもらったお題です。素直になれる勇気、それさえあれば、きっといつか。望み、望まれる関係になれる。なんてね。ちょーっと夢を見てる感じですね。