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星座、怪獣、猫じゃらし
夜空に広がる星を見ていると、ロマンチックな気分になるよね。
ほら。 あの星座をみてごらんよ。
「あれはなんなの?」
あれは怪獣座だよ。
「なにそれ? そんな星座、ないでしょ?」
僕が考えた星座だもの。
で、となりの星座、あれは雌怪獣なんだ!
「なあに? まさか私ってこと?」
うん。 その間にあるの、あれは猫じゃらし座。 あれでじゃらすんだ。
「何それ、猫じゃらしなんていやよ」
じゃぁ……。
代わりにこの指輪、受け取ってくれない?
文学少女風三題噺作成からもらったお題です。どんな展開でしょう? まぁ、結局は夜空を見ながらのプロポーズってはずなんですけど、むちゃくちゃすぎて、意味不明かも……。