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圧縮応力、メダカ、ギア
悪友が、また何かを発明した様だった。
「で、何を発明したんだい?」
「圧縮応力を使って、大きなものを小さくするんだ。 圧縮の度合いは、このギアで操作する」
「それで?」
「見てくれ、これは何だと思う?」
「メダカじゃないのか?」
「実はマグロなのさ」
「え? すごいじゃないか!」
本当にすごいと思った。 けど…。
「唯一の欠点は…」
「見た目だけじゃ無くて、味もメダカなんだ…」
すごすぎて、結局役に立たないのは相変わらずだ。
圧縮応力ってなんだろう? 良くわからないから、それで大きなものを小さく出来る事しよう!そう決めました。それにしても、どうして「味」? 単なる食いしん坊でしょうか?