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コンタクトレンズ、祝杯、命名
パリン…
そんな音が聞こえ、そっと足を上げると、そこには透明な破片があった。
気が付くと僕の足元には女性がいた。
恐る恐る、その破片の正体を確認した。
「あの…、コンタクトレンズ?」
「はい…」
彼女は困り果てていたけど、僕は祝杯を挙げたい気分だった。
だって、彼女に一目惚れだったから。
その後、僕たちは付き合い始めた。
そんな僕が命名されたのはメガネ属性だ。
どうしてって、あの日以来、彼女はずっとメガネだったから。
命名を何にしようかなあ、と悩みました。最初、コンタクトレンズもどうしようか決まらなかったんですけど、書き出してみたら、いきなり踏みつけて割ってしまいました…。