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瓦、植民地、沈丁花

 この国は侵略され、植民地となった。

 精一杯抵抗した結果、出来たのがこの廃墟だ。

 悔しいが、今、我々には奴らを追い出すだけの力はない。


 心を引き裂かれながらも、住み慣れた町を出るところだ。


 そんな時、視界の端に何かが映った。

 そこには一枚の瓦。


 となりに生えていたのは沈丁花。



 ふと思い出した。

「花言葉を知ってるか?」

 誰も答えなかった。 誰もが疲れ切っていた…。



「花言葉は、不滅だよ」


 皆の瞳に、少し力が戻った様だった。



悔しいけど、地下に潜って力を蓄えよう、そう誓っての脱出。いずれ必ず帰って来る。その時は、侵略者を追い出すとき。 心の力が萎えそうになっているときって、占いとか、ジンクスとかを気にしますよね。 そして、そんなことを心の支えに頑張るのかな? なんてね。

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